民主党代表選についての雑感:長いようで短い一日

 今日は朝起きたらさっそくNHK日曜討論、テレ朝、そしてユーストと三連発で民主党代表選の候補の人たちの発言を、主にTwitterの人たちと見た。僕が実際に見たのは日曜討論のほぼ全部、テレ朝は画面みるとなぜか頭にきたので仕事しながら音声のみで小沢一郎関連の話題をたいへ〜〜ん長く聞いたあとに被災地の現状ビデオの前に離脱、ユーストの方はもっぱらTwitterで実況してくれてる方々に依拠した(外出したので)。

 誰が代表だか、あるいは決選投票になって誰が誰とくっつくだか、実際に誰が政権についたら本当にやるの?やらないの? など正直、僕がわかるわけもない。まあ、なんとなく床屋で政談するレベル。

 で、評価基準だが、どう考えてもデフレ脱却に重きをおくかどうかで判断。

 僕は見てないんだが共同記者会見をまとめたの時事のニュースだと、前原氏、野田氏は「東日本大震災からの復興財源を賄うための臨時増税を景気回復などの条件付きで容認」、残り三氏は「設国債で財源を確保すべきだなどとして慎重姿勢を示した」だとのこと。これについては高橋洋一さんや上念司さんがすぐに反応して、さっそく前原氏の財務省よりの姿勢を批判している。僕はこのニュースをみるまえは、前原氏のリフレ度は51%程度で不安定きわまりないと思ったが、いまでは40%ぐらいにふれてる。ナイフエッジみたいなのでこのまま戻ってこないかもしれない。なぜなら「景気回復を見ながら云々」というのは、いまの財務大臣が連発している恥なジャーゴン「注視する」と同じくらい、ただの常套句で、「私はなーんにもデフレ脱却なんか考えてまっせん!」というのとほぼ等価だからだ。でも、まあ違う、前原は違う、という人もいるだろうけど、それもまた床屋政談。わっかりません。いまは言ってることでしか評価ができない。あたりまえだ。

 で、デフレ脱却をちゃんと具体策まであげて論じているのは、馬淵さんだけ。海江田氏、前原氏のはそれぞれただのミクロ的な政策をデフレ対策といっているだけだ。鹿野氏はそもそも発音がしっかりしてない。政治家なのだから言語明瞭にしてくれないと困る。
 
 ちゃんとした処方箋と目標をもった候補は馬淵さんだけ。ただし、あまりにも世の中に知られてない。そこが大変に残念。

 前原氏や海江田氏もそうかもしれないが(少なくとも発言みただけではその疑い濃厚)、ただ単に「デフレだっきゃ〜〜く」というだけではない、きちんとした目的をもたないと、とても20年も続いた日本銀行の政策を変更させることはできないと思う。

 ともかく政権は民主党を中心になるのだから、誰がなるにせよ、本当にお願いします、とまさに床屋政談的なお願いをして終わりにしたい。以上。