水無田さんからいただきました。意外ですw どうもありがとうございます。何気に今度の就職本の中にも水無田さんのデフレ世代論を援用して論じたところがありました。この本には最近、関心がよりアップしてきた「デフレカルチャー」に関連のあるヤンキー文化拡散論が後半の目玉になっていて読ませます。
ゼロ年代後半の勝間和代(とその事実上の補完たる香山リカ氏)ブームに典型的なサバイバルエリートと、他方でネオヤンキーの女子という、ニッポン女子の無頼化の二極化が示唆されています。こういうネオヤンキーとサバイバルエリートは、冗談みたいですが、宇野常寛さんのサヴァイブ/バトルロワイヤル系と関係性モデルというふたつのゼロ年代の新しい想像力の動きと照応しているんですねえ。同時多発文化解釈現象でしょうか? 笑
個人的にはヤンキー文化拡散論のネガ=コミュニテイの煉獄 とポジ=コミュニテイに包まれる・包む快楽 をデフレカルチャーの問題域の中でみていきたいですね。

- 作者: 水無田気流
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2009/12/05
- メディア: 新書
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