Review of the Previous Issue 資本主義の限界と経済学の限界、それがわかる人わからない人

 11月5日に発売する『atプラス』二号に拙稿が掲載されます。この原稿は、前回の『atプラス』の特集について批評したものですが、独自の経済論として読めるように書きました。結構、分量あるし、時間もかけて書いたので楽しめると思います。前回の特集に登場した岩井克人湯浅誠稲葉振一郎、水野和夫、権丈善一氏らの論をどう評価しているか、また資本主義経済の特徴とその崩壊の可能性をどう考えるべきか、という点を中心に論じてあります。12月に出る予定の面白い翻訳に長めの解説を書いたのですが、そこの経験も踏まえて、自分では珍しく「資本主義とは何か」を語っています。

 このような前号の特集をその特集に書いた人たちとは、必ずしも同じ立場にたたない人に、批評論文を書かせるという試みは、商業誌として稀有なことで、そして斬新です。ともかく依頼時点から分量の指定がかなり多かったのでこちらも気合が入りました。しかしユニークだけど有益な試みですね。

『atプラス』第二号の詳細は以下の頁に

http://www.ohtabooks.com/publish/2009/11/05000000.html

アマゾンにまだ表紙ないのでこれ参照

atプラス 02

atプラス 02