以前は朝日新聞などに毎年のようにノーベル経済学賞ネタを提供していますが、ここ2年くらいはその件での取材がなく淋しい田中です 笑(最近は雇用関係ばかりになっております)。
さて今年は現地時間の12日に「ノーベル経済学賞」が発表されるわけですが、トムソンの予測をみてみると非常にクロウトウケする面々が並んでいました。
http://www.thomsonscientific.jp/news/press/nobel2009/index.shtml#win_physiology
専門外の私がいうのはなんですがw 最初の行動経済学系にいれられたふたりは先行する受賞者に比べるとさすがに小粒すぎる気がします。とはいえ猛烈に批判浴びている(その妥当性は置いといて)金融政策関係で受賞者が出るのはどうでしょうか? 面子はそれこそてテイラーはじめ豪華ですが。この中では環境系で名前があげられているノードハウスとワイツマンですか、このふたりが個人的には支持したい感じでしょうか。ワイツマンといえば、数量制約ケインズモデルで僕は知っているわけですが。彼のワークシェアリングを扱った『シェア・エコノミー』というのがありましたね。しかしもう昔読んだので記憶薄いのですが、この本の中でシェア・エコノミー(スタグフレーションを企業内の人員調整で乗り切る一種の所得政策)の典型として示唆されていたのが、日本企業モデルだったのではなかったでしたっけ?
大穴としては世界同時不況も屁でもないかのようにふるまう中国経済を代表して林毅夫(世界銀行 チーフエコノミスト)とかどうですかね、国際機関のトップ級の現職では無理かな?
- 作者: マーチン・L.ワイツマン,林敏彦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1985/09/27
- メディア: 単行本
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