日本の不良債権処理は欧米の参考になるか?

 メモ代わり

 日本の経験と米国の公的資金注入

 :本邦の事例では、資金繰りショートによる破綻と、与信のリスクを取れるレベルまで金融システムを改善させたが、不良債権比率の低下そのものが景気回復に結びついたわけではない。日本と比べ、現在の米国で異なっている経済環境は、デフレ状態にないことであり、実質ゼロ金利が実現し、さらに利下げの余地も残されている点であろう。また、ドルの下落によって経済の落ち込みを純輸出がフォローできている。こうした点は、現在の米国に優位さがあり、金融システム不安と短期金融市場での資金調達リスクを遮断した後は、景気回復による不良債権比率の低下を図っていくことになるだろう。 :

 http://www.dir.co.jp/publicity/column/080925.html

 日本の金融危機対応(1990年代から現代までの不良債権処理年表みたいなもの)
 http://www.dir.co.jp/souken/research/report/law-research/financial/08101701financial.pdf