消費者物価上昇でもデフレ脱却はまだ先(新家義貴氏)

 svnseedsさん、ラスカルさん経由

 http://bizplus.nikkei.co.jp/keiki/body.cfm?i=20080226kk000kk&p=1
 
 :結局、足元におけるGDPデフレーターの下落幅拡大は、輸入価格の上昇が最終価格に十分に転嫁できずに付加価値が減少していることを意味しており、企業にとっては採算性の悪化と企業収益の押し下げとして影響が表れる。このことは、「原油価格の大幅な上昇によって輸出価格以上に輸入価格が上昇し、諸外国との交易条件が悪化している」ことをGDPデフレーターが反映していると言い換えることもできる。:

 http://bizplus.nikkei.co.jp/keiki/body.cfm?i=20080226kk000kk&p=2

 :企業収益の減少は設備投資の減少をもたらし、CPIの上昇は実質所得の低下を通じて個人消費の下押しにつながる。どちらも景気を悪化させる要因であり、需給面からみた物価下落圧力を引き起こす。むしろデフレ的状況は強まっているとさえいえるかもしれない。: