山本幸三議員の激白(日銀改革ネタ)


 オオガラスさんほかから同時に教えていただく。雑誌(『リベラルタイム』)とその転載

http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20080108-02-1201.html

 ヤフーの方はそのうちリンクが切れると思うのでまあインタビューの核心部分だけ学術的引用

:藤沢 一九九〇年代のバブル崩壊を招いた原因の一端は、日銀の金利引き上げでした。金利変動は、慎重に慎重を重ねるべきですね。
山本 バブル崩壊については、アメリカの連邦準備銀行FRB)がバブル崩壊時の日銀の失敗を検討し、レポートしています。それによると、金利引き上げや量的引き締め等の金融政策でバブルに対処すると、あのようなバブル崩壊後の経済の大混乱を招くといいます。にもかかわらず、日銀はいまだにこのデフレ状態で、金利引き上げを唱えている。いまや、「日銀の常識は世界の非常識」です。
 金利を引き上げるべき時期については、CPIで前年同月比〇・五以上が三、四カ月継続し、将来的にもそれ以下になるリスクがほとんどないことが条件です。
藤沢 福井総裁の任期は二〇〇八年三月までですが、次期総裁にはどんな方を求めますか。
山本 日銀出身者や官僚は避けることが望ましいです。メンツやしがらみに捕われず、金融理論がわかって、国民生活の安定回復を信念に持つ方に就任して頂きたい。:

「CPIで前年同月比〇・五以上が三、四カ月継続し」はリフレーションの過程として妥当とはいえないと思います。簡単にいうと金利上げという選択肢がいまの段階で潜在的にも選択肢になること自体がナンセンスだというのが僕の認識ですね。またすでに不況局面だとすれば、失業率なども重視したほうが賢明でしょう。