日銀、現状維持


 暗黒大陸さんがコメント欄で数日前に書かれたが、実際にいまの日銀の政策判断は論評に値しないように思う。思考停止レベル。そのスタンスに対する批判もすでに何度もこのブログでは書いたので省略しておくが、あえていうならば、ある委員が将来「低金利との闘い」(日本なんとけ新聞社)という題名の本を出して*1、必死で利上げの孤塁を守った、という能書きを読まされる悪寒がする程度なのだが……

*1:似た題名に植田和男氏の『ゼロ金利との闘い』がある。植田氏の政策委員当時の評価については、中原伸之氏の『日銀はだれのものか』が参考になる。