クローネンバーグの方の『クラッシュ』


 純愛まっしぐら作品『春のワルツ』みてからクローネンバーグの変態フェチメカニカル肉体映画『クラッシュ』をみるのもなんですが。しかもいまさらですか。
 このエントリーで書いたように最新作の『ヒストリー・オブ・バイオレンス』をアメコミつながりで観たらかなり気にいりましてそのついでに、『裸のランチ』以降の作品をみることに決めました。といっても続けてみると精神に悪そうなこと確実なものばかりですが 笑)。短い感想としては『クラッシュ』はやはり病んでいる映画には間違いないわけですが、原作とどう病気加減が違うのか興味のあるところです。原作のバラードの著作は『結晶世界』と『ヴァーミリオンサンズ』が好きだったのですが。


 クローネンバーグの最新のインタビュー集も一昨日届いたので、ランズバーグの著作と並行して読んでみようかな、と思っています。次に見る予定は舌をかみそうな題名の『イグジステンズ』ですか。怖そうだよなあ。この間みた『ホリディ』にでたジュード・ロウが主演なのか。なおなぜかササキバラゴウ本関連で、最近、『マクロス』(実は初めて見ました。これは傑作です。個人的にはガンダムよりいい)、『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』(20年以上前にみたけれども今見たらかなり退屈。しかし人間原理の映画かも)、『エコール』(これちまたでの定評?どおりのロリコン映画なんかではなく管理社会の歓喜を描くえぐい映画でしょう)、『二度目のキス』(これはササキバラ氏とは関係なく、ただドリュー・バリモアが好きなのでそれだけ哀愁)、『立喰師列伝』(す、すまん、寝た)、『ヴァージン・スーサイズ』(これもいまさらですか。しかし傑作。あと特典映像のミュージッククリップがいい)を見ました。なんでササキバラゴウなのかはそのうちまた。