古田光先生逝去


 東京河上会の幹事会などで何度もご同席させていただいた古田光先生がお亡くなりになっていたのを不覚にもさきほど知りました。古田先生にはさまざまな業績があるでしょうが、私にとってはやはり『河上肇』(UP選書)になります。この著作から一貫して先生のテーマのひとつは、宗教的意識とマルクス主義(に代表される科学的意識)の相克の問題だったと思います。最後にお会いしたのはもう一年半ほど前の東京河上会の例会の席上だったと記憶しています。ご冥福を心からお祈り申し上げます。