馬淵澄夫議員の巧妙な戦略か? わからんけどw


 ともかく隣家の解体音+ぐずぐずの体調でここ一月燃料切れ(論文、マジネタかけません)です。すんません、今日も苺経済板でネタ拾ってきました。


 御題は最近まったくノーチェックだった財政金融委員会での議事でございます。しかも一月まえかよw で、完全に賞味期限切れですが 自嘲の笑 


第165回国会 財政金融委員会 第5号 平成18年11月10日(金曜日)
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/009516520061110005.htm


での馬淵議員(民主)と福井総裁の質疑応答でございます。話題は、中川幹事長が福井氏の経済財政諮問会議での発言をうけて、日銀は範囲外のことに口を出すならば、こっちも潜在成長率やインタゲ議論をふっかけるぞ、みたいなお話が、日銀の独立性をおかすんじゃないか、ということを馬淵議員がなぜかw福井総裁に問いただしているという議論でございます。


 で、これだけみると中川批判のみが際立つのですが、馬淵議員がインタゲ推進派(いまもそうであることを祈りますが)であることを想いだせば、このやりとりが妙に福井総裁への尋問口調wに彩られている印象の由来を解明することに役立ちそうです。


 中川幹事長が日銀の独立性をおかしているなんて論理はどうあがいてもいきどまりで中川氏本体は別にどうということない追求でしょう。しかし馬淵氏の狙いが本当は日銀にインタゲ導入にむけてのなんらかの挑発と読み替えれば、むしろ世界的には日本しか導入してない現状があって、そこをつけこまれて与党の政治攻撃にさらされているんなら、いっそのことインタゲを法的に導入するのがいい、という方向にもってけたら、あるいはできればそんな文脈でインタゲ導入しない日銀は恥だししないから与党に突っ込まれるという形で世論の関心を引かないかというのが狙いじゃなかったのか?


つまり巧妙な日銀批判w しかもとりあえず中川氏のイメージの悪化ぐらいは副産物でありというw 
(この僕の解釈が正しいとして)この戦略はちょっと巧妙すぎるのが難点かもしれないですね。いや、そう理解しないとこの馬淵議員の発言は面白くないからさ。


補遺ソース
http://www.election.ne.jp/10679/archives/0004404.html