一番疑うべき数字

 あと安倍政権ネタで書くつもりなんだけど、例の「成長戦略」で実質経済成長率=潜在成長率とみなして、こーぞー改革でこの潜在成長率の上昇を数値目的を定めて政府ががんばる話。これって世界で一番あほらしい話だと思う。潜在成長率も理念的なものであるし、それを政府が積極的に数値目的を掲げて上昇汁!というのは常軌を逸していると思う。そもそも論だがw、こーぞー改革は規制緩和などが政府の役割で、実際に現実の経済成長率にどうこの種の改革が貢献するかは民間部門次第である。「成長戦略」自身の眼目は金融政策以外にはないんだが、世間ではこーぞー改革で政府がせんざーい成長率を思いのまま動かせることに期待しているのだろう。まあ、政治的なみこしなので目くじらたてるな、というご意見もあるいだろうけれどもこれ基本的なことなんで書いときます。