安倍政権の経済政策を考えるⅡ（中川秀直『上げ潮の時代』）

上げ潮の時代　GDP1000兆円計画

　名目経済成長率４％（本書をみれば実際にはインフレ率２％での名目成長率５％を目指しているのは確実）を目標にしたＧＤＰ倍増計画ｗ。まあ、正直、これほどまともな経済政策の目標を自民党の最高幹部の著作で拝見することができるとは、ネタとはいえやはり暗黒卿のご尽力によるところ大でしょう。

　さて具体策ですが、あら？　サプライサイド政策（産業政策＋アジア主義全開）じゃん　爆

続く　コメント欄に書きましたが、まあ、まさにこれぞ僕（と少なくとも野口旭さん）が最も敬遠する「政策パッケージ」（ごたまぜ）の中で物価安定目標政策が語られてますので、あとは優先順位が下がらない（現状では本書の表現と裏腹に完全に土俵際）ように注視していくのみです。