DD'はデモの需要曲線、MCはデモの限界費用曲線(水平)
デモの混雑効果は限界費用曲線を上方に水平シフト。デモに参加する心理的プレッシャーはデモの需要曲線を左方向にシフト。
デモの限界費用曲線が一定なのは、1)追加的な時間の機会費用がほとんど問題ではない=デモに参加する人は暇な人であるか、あるいは2)1)と同じだが、デモに参加する人が社会的使命感に燃えているため。
デモ参加者の「こころの消費」モデルかな、これは?
コーエンの最新作が、若田部昌澄さんの解説を付して登場。これで今年に入ってコーエンの作品は、『創造的破壊』と「フレーミング』を含めて合計三冊。『インセンティブ』と合わせれば、コーエンの経済学の中核を理解するには十分な量がそろったといえるでしょうね。