受験のシンデレラ
マッドサイエンティスト仲間(?)の和田秀樹監督による恵まれない境遇にある中卒少女に東大受験を導く、ガンで死を宣告されたカリスマ講師の二人三脚+浅田美代子の圧倒的にダメ母のほとんど三人芝居の映画。
なんとなく見る前から感じてたが、これは僕が10年前にいまの大学で、大学院受験を指導しはじめた頃にいってたり、やってたことをそのまま再現している。暗記+よけいな智恵を働かせるな=わからない問題はさっさと解答をみる、という「頭の悪い、だが確実性のあるやり方」が展開されていて僕には支持できる。
例えばある問題を与えて、ヒントだけを与えて(与えたつもりになって)答えを誘導するやり方は、頭のいい講師によく採用されるやり口だ。生徒に「自ら考えさせる」方法だという認識なんだろう。僕はこういうやり方をする講師や教員には生理的に拒否反応がある。
映画を見た人はわかると思うが、こういう講師・教員のやり口は『実録連合赤軍』での永田や森らが「総括しろ=自分でよく考えろ」といってなかなか解答を与えない(映画では与えないまま殺してしまうのだが)、というやり口と基本は同じに思える。つまり一種の「脅迫」や「精神的圧迫」機能をもっているのである。この種の精神的なストレスに「頭のいい」教員・講師は無自覚である。
少し考えてわからなければさっさと解答をみてそれを覚えてしまえ、というこの映画の率直な勉強方法は実に僕には納得がいくものである。だからいまの日本のほとんどの経済学の教科書(翻訳も含めて)は、解答がついてないのが定番なだけに、僕にはまったく意味のない産物に思えるのだ。
映画自体は主演の二人の演技に終始依存していたが、僕にはほほえましい佳作である。もう少し評判になるといいと思う。つうか、学力厨房以下ならばブログ読む暇あったら「基礎英語」聴くか、この映画見とけorz
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高橋洋一『さらば!財務省』
高橋さんから献本いただきました。シュゴー。 ちょっとまわりに遅れてますが群馬宛てで頂いたので拝見する時間がかかってしまいました。これから読ませていただき今日中に感想文を掲載できればと思います。シュゴー。
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山崎 元のエコノミック渡世塾
いま店頭に出ている『日経ビジネスアソシエ 』の山崎元さんの連載で拙著『不謹慎な経済学』をとりあげていただいたとのこと。どうもありがとうございます。僕はまだ拝読していませんが今日中に入手したいと思います。皆さんもどうかご一読いただければ幸いです。
それと昨日から肩書きがプチ変化して、「准」がとれました。どうかよろしく。
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