うっかり見落としていましたが


昨日の配信の「週刊ビジスタニュース●右側と左側に気をつけるよりも前をよく見とけ●」で拙著を冒頭で宣伝いただいたことたったいま気がつきました。誤植も目立つところが一番気がつかないという罠ですね。どうもありがとうございましたm( )m

 
 武藤総裁で決まりですか。まあ、最初のうちだけは運がよければリフレぽくやっていただけるかもしれませんが、「武藤は国債の長期利子率が何%まで上るのに耐え切れるのだろうか」レースという財務省バイアスをどう乗り切れるでしょうか? 

いままでの関連エントリー


 このエントリーはてブで京都の料理屋の主人が書いてた「なんというかリフレ派1.5的見解」、つまり「。「凡庸なブロガーは、娯楽と真剣のわずかな隙間を、せいぜい近所のわりとすいてるコンビニでお弁当を数分で温めてもらえる路線を目指すのがいいと思ってます。」というブログのやり方をもっとよく考えてみたいなあ、と最近思っている。この種の1.5的見解*1は既存の書籍などにはほとんどない。せいぜい「ブログ炎上」予防的な話で関連するかなあ、という話題があるぐらいでほとんどが、僕からみると旧掲示板文化やアルファブロガーマンセー路線を反映しているものばかり。もちろんブログが嫌ならmixiなどに行け、という見方もあるが、そこには行きたくない、という人も多いはず。その狭間のブログ作法というかやり方がまったく欠落しているように思える。


 以下はいままで書いたブログ関連のエントリーにはそんな問題意識(というほどでもなくあくまで僕個人のユーザー意識の反映として書いている。あとでITOKさんに復活していただければと思うが、うっかり消してしまった旧ブログにあった池田、dankogai基礎資料というものもある)がなんとなく一貫して流れている。

かっての掲示板時代のネットの経済学
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20080128#p3
黒木掲示板の呪縛、時代は池田信夫ブログなのか?
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20080124#p1
ヤバい経済学ブログ研究(試行版)
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20070301#p1
経済学・反経済学論壇系アルファブロガーになる方法(試行版)
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20070223#p1
ブログ上の経済論戦は停滞的か?
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20060712#p3

 ブログの経済学、と題したカテゴリーで、自分なりの「めんどくさいならとっととやめる」姿勢に貫かれたブログ作法みたいなものを経済学風味でしばらく追ってみたい。

*1:なおこのエントリーのはてブで現時点で京都の料理屋の主人が自由に定義しているがもともとのエントリーを書いた私の意図と違う気がするのでこれからはこの表現は使わないことにする。補記

フィリップ・ショート『ポル・ポト―ある悪夢の歴史』(山形浩生訳)

 実は昨日(30日)は体調が悪く大学を休講しようかと思いましたが、就職講座の担当で現状で僕しかできないと要請されましたので、若干ふらつきながらも行きました。帰宅してからはお陀仏状態。いま眼がふとさめてこれを書いてます。しかし群馬に行ってすごくよかったことが!


 ついに待望の『ポル・ポト』が出ました。献本いただきとても感謝。これから爆睡して明日の最後の講義が終り次第、読破目指します! ちょうどソフトバンクのメルマガで山形さんの論説があったのでご紹介


:そうした左翼運動のなれの果てとして、宣伝になるけれど空前絶後の本格的
ポル・ポト伝、ショート『ポル・ポト』(白水社)が拙訳でもうすぐ
出る! 分厚くて内容的にも、とても万人にお勧めできるもんじゃないけれ
ど、ある種の青臭い理想が、実務的な抑えなしに暴走したときの恐ろしい
帰結を如実に物語る。実は今年、カンボジアでのプロジェクトが予定されて
いて、本書を訳したあとなので本当におっかないんだよねー。できれば無事
を祈ってくださいな。では。:


 もちろん祈りますとも。詳細な感想はまた後日。


ポル・ポト―ある悪夢の歴史

ポル・ポト―ある悪夢の歴史


 なおコメント欄は新ルールにより9時から5時までが開業ですが、昨日はお陀仏だったためいままではてな利用者には開放されていました。これからはそういうことがあっても一々ご報告はしませんが念のため。