経済

ノーベル経済学賞の発表を勝間和代、田中秀臣、山形浩生、安達誠司とともに待つ生放送(ニコニコ生放送公式)

去年に続いて今年もニコニコ生放送でノーベル経済学賞の実況解説。勝間さんの司会のもと、四人で予測したり、実況解説したり、またビットコインまでなぜか語りましたw。 勝間さんが予測を事実上あてました! 楽しい放送でした。 http://live2.nicovideo.jp/…

“6つの先行指標”から予測する2017年ノーベル経済学賞(ニコニコ生放送用)

去年に続いて今年もニコニコ生放送でノーベル経済学賞の実況解説をしますが、今年は予測もしてくれとの依頼。それを番組公開前に各自のブログで公開せよ、とのことです。山形浩生さんはすでに掲載していますが、勝間和代さんはどこにあげるのかな? 今年はい…

論説「小池新党と民進党の「ドタバタ野合」に政治の倫理的腐敗を見た」by田中秀臣in iRONNA

毎週掲載の論説です。ご一読よろしくお願いします。今週は民進党の分裂の背景になった希望の党と民進党のあまりにも理念なき、政策もなき野合について批判しました。民進党は政党の名前をかえて過去の批判を回避する実にせこい手法にでてましたが、今回は希…

論説「安倍政権が黒田日銀に仕掛けた片岡委員「反対票」の舞台裏」by 田中秀臣in iRONNA

毎週掲載の論説です。今回は片岡剛士日銀政策委員の「反乱」について書きました。ご一読ください。http://ironna.jp/article/7759 #iRONNAアベノミクスは進化する作者: 原田泰,片岡剛士,吉松崇出版社/メーカー: 中央経済社発売日: 2016/12/28メディア: 単行…

恥知らずな内閣府が作成した欺瞞の白書:平成29年版『経済財政白書』

2014年以降の消費の低迷について、まったく消費増税の影響を記述せずに、構造的な要因や外生的要因(原油価格の効果など)で説明を終始している。恥を知った方がいい。経済財政白書〈平成29年版〉技術革新と働き方改革がもたらす新たな成長作者: 内閣府出版…

レジュメ「経済学からみた日本国憲法」by田中秀臣in夜のTOKYO憲法トークライブ(9月22日浜松町)

本日のトークイベント、多くの方にきていただき感謝です。またお世話いただいたスタッフの方々、そしてご一緒したパネラーの方々にも感謝いたします。 みなさんのとの写真を。 今日配布した僕のレジュメです。トークイベントはこの内容は全体の四分の一ぐら…

論説「山尾志桜里は不倫スキャンダルで政治家の価値を高めるかもしれない 」by田中秀臣in iRONNA

毎週の連載です。前半は山尾氏のスキャンダルを政治家の経済合理的な観点から考えてみました。さらに後半は前原民進党の経済政策について簡単に批判を加えました。 ご一読いただければ幸いです。http://ironna.jp/article/7631 なお論説中に引用した私の本は…

経済学者と日本国憲法(読書リスト)

経済学者が日本国憲法をどのように解釈してきたか。安全保障問題ともからめればかなり多い。ここではわりと最近で、また経済学的な発想(あるいはその逆張りを意識した議論)が色濃く反映しているものを中心に紹介したい。まず拙著では、以下の付論を参照の…

北朝鮮リスクの経済学(2017年9月7日配布レジュメの一部分)

昨日のトークイベントで配布したレジュメの一部を以下に。特に対策部分はもっと考えないといけないが、要するに「全部やれ」というのが基本ではないかと思う。トークイベントご一緒の、松永かなみさんとの写真(日美子さんのフェイスブックから無断流用w)…

論説「北朝鮮危機、日本経済のリスクはこうやれば回避できる 」by田中秀臣in iRONNA

連載の最新回です。今回は、北朝鮮リスクを日本の経済政策の側面からみました。特に積極的な金融緩和政策と拡張的な財政政策の協調が望まれているのにもかかわらず、政府に財政政策の拡大について緊縮よりのスタンスが濃厚であることの危険性を特に書きまし…

経済討論「安倍内閣の経済政策は本当に大丈夫か?」(チャンネル桜)に出演しました

テーマ:経済討論「安倍内閣の経済政策は本当に大丈夫か?」 青山周平(衆議院議員)安藤裕(衆議院議員)島倉原(経済評論家)高橋洋一(嘉悦大学教授)田中秀臣(上武大学教授)田村秀男(産経新聞社特別記者)脇雅史(前参議院議員)水島聡(チャンネル桜…

再録:マスダさん、さようならw−経済学とコミック世界との出会いー(2014年5月19日)のパワポ

twitterともうひとつのブログで、最近の映画『ワンダーウーマン』について小文を書いたのを契機に、懐かしいアメコミの話題になったので、2014年の春に行った上記のトークイベントで作成したパワポをここにフルで掲載。 なおトークイベント自体は、田中秀臣…

論説「「戦時放送を流す安倍政権も怖い」北朝鮮危機で注目した謎のつぶやき」by田中秀臣 in iRONNA

今回は、北朝鮮ミサイル発射の日本領土通過にともなうJアラート、その評価について。そして北朝鮮リスクの経済に与える短期的・中長期的評価について書きました。ちなみに「戦時放送を流す安倍政権も怖い」は、僕ではなく、金子勝氏のものです。題名だけで断…

論説「加計学園ワインセラー、日刊ゲンダイの「印象操作」にレッドカード」by田中秀臣in iRONNA

毎週の連載です。日刊ゲンダイ、リテラなどのこの件の記事もひどいものでしたが、報道ステーションの報道も実に印象操作の産物で事実誤認に基づくものでした。 しかしこんなフェイクかフェイクもどきのニュースを、単にひとつの政権を批判するためだけに流し…

論説「民進党が安倍政権と張り合うには「金子ノミクス」の採用しかない」by田中秀臣in iRONNA

毎週の連載です。表題の金子ノミクスは、もちろん論説を読んでいただればわかるように、金子勝氏ではなく、金子洋一さんの経済学のことです。http://ironna.jp/article/7471 以下の金子洋一さんの本はとてもいい内容です。コミケでの販売から、現在ではアマ…

アベノミクス開始から今年度までの予算規模からみる財務省発“緊縮病”の深刻度

twitterでつぶやいたものを掲載。アベノミクス初年度だけが予算規模(補正含む)が約106兆円(四捨五入)。2014年が101兆円(ただし消費増税ショック8兆円引き算必要)、2015年が100兆に欠け、2016年は約100兆。一貫して初年度だけ拡大であとは抑制気味。17…

福田徳三著作集第19巻『厚生経済研究』発刊

日本を代表した経済学者の素晴らしい著作集の最新刊です。 福田徳三の意義はしばしば福祉国家、福祉社会論の先駆といわれますが、彼の生前の最後の著作である『厚生経済研究』はまさにその集大成と将来への可能性を表した代表的なものです。現代的な意義も極…

日本経済、「あと一押し」まで来たのかどうなのか?−GDP速報をうけてのリフレ派の解説まとめ

GDP第2四半期の速報がかなりよい内容だったのをうけて、いわゆるリフレ派の論客(田中含む)が論説を書いています。そのうちいくつかをご紹介。トップバッターは、嶋中雄二さんです。嶋中雄二の月例景気報告(8月14日)No.88:「数量景気」からミニ設備投資…

論説「北朝鮮リスクより危険? 経済最優先「人づくり革命」に足りないもの」 by田中秀臣in iRONNA

毎週寄稿している最新のものです。GDP速報をうけての現状の日本経済の分析を雇用面に特に重点をおいて書いたものです。 いずれにせよ追加的な財政・金融政策が求められます。北朝鮮リスクより危険? 経済最優先「人づくり革命」に足りないもの (田中秀臣) - …

マクロン大統領就任100日直前で支持率急減は、緊縮病のせい。日本の「石破茂首相待望論」とも重なる現象か?

エマニュエル・マクロン仏大統領の支持率が急減しているという時事通信や英エコノミスト誌の話題。仏国民の「気持ち冷めた」、マクロン大統領就任100日直前 http://a.msn.com/01/ja-jp/AAq8cKH?ocid=stただマクロン氏の大統領選前後の政策的発言をみれば、十…

論説「八月十五日の石橋湛山―リフレと小国主義による日本の再生」by田中秀臣in ニューズウィーク日本版

昭和20年8月15日に、石橋湛山は何を考えていたのか。リフレ主義と小日本主義とを軸に今日的な意義も含めて書いてみました。 http://www.newsweekjapan.jp/tanaka/2017/08/post-12.php

福岡正夫『新版 経済学の考え方』(泉文堂)

1980年に読んだ本を40年近く経って、その新版を再読するとは思いませんでした。福岡先生による経済学入門兼概説といった内容で、方法論の議論や経済学を学ぶ人たちの心構えから始まって、ミクロ、マクロの核心部分を数式など一切使わずに解説していて今でも…

根井雅弘『経済を読む ケネーからピケティまで』(日本経済評論社)、『経済学の3つの基本』(ちくまプリマ―新書)

コメント欄に、根井雅弘氏と伊東光晴氏の文献目録みたいなのはないか、といういつもの匿名さんのフリーライドな書き込みがきていたので、少し自分のブログをググったら、意外と最近は根井氏の書いたものをブログには書いてなかったんだな、と思った。ゼミの…

高橋洋一『大手新聞・テレビが報道できない「官僚」の真実』(SB新書)

森友学園の籠池夫婦の補助金詐欺の疑いでの逮捕で、久しぶりに森友学園問題を再考したときに、本書はとても役立った。森友学園問題とは、本書によれば、日本の官僚制の「弊害」であることが、具体例を以て示されている。 現状では、そもそも森友学園問題も加…

高橋洋一『「経済」のギモン、ぶっちゃけてもいいですか?』(実務教育出版)

リフレ派の間では、「月刊高橋洋一」あるいは、最近はさらに加速して「週刊 高橋洋一」ではないかと言われている多作家となった高橋洋一さんの新作です。 “経済数量学者”という聞きなれない肩書で、イラスト付きで高橋洋一さんが居酒屋に降臨して、居酒屋談…

論説「安倍総理、国民の生命より「消費増税ありき」でいいんですか?」by田中秀臣in iRONNA

毎週連載の最新原稿です。どうぞご一読ください。原題は「内閣改造での支持率回復より重要な、国民の生命を大事にする政策」。http://ironna.jp/article/7336

経済学史リンク集(作成中)

ただのメモThe European Journal of the History of Economic Thought http://www.tandfonline.com/toc/rejh20/currentHistory of Political Economy http://hope.dukejournals.org/content/by/year日本経済思想史学会 http://shjet.ec-site.jp/マルサス学会…

論説「「利上げして景気回復」枝野幸男の経済理論が凄すぎてついていけない」by田中秀臣in iRONNA

毎週連載の最新原稿です。どうぞご一読ください。原題は「ポスト蓮舫は緊縮・増税主義者ばかり」。http://ironna.jp/article/7272

ドイツの罠とフランスの経済

『電気と工事』2017年7月号に寄稿したものの草稿。 フランスでエマニュエル・マクロン新政権が発足した。さっそくその政策に注目が集まっているが、多くの識者の意見は悲観的なものが目立つ。フランスの最近の経済情勢、特に若年者の経済的不満が強く、その…

「アベノミクスはトリクルダウンだ」説の間違い

しばしばネットでもまたが識者たちの意見でも腐るほど聴くのが、「アベノミクスはトリクルダウンだ」という間違った説である。これについては、私たちは『「30万人都市」が日本を救う!』(藤原書店)や若田部昌澄『ネオアベノミクスの論点』(PHP)などの中…