2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「みんなのための資本論」と99%のための資本主義

経済の話題を理解できる、優れた映画がいくつもある。特にここ数年では、ノンフィクションで見るべきものが多い。大相撲の八百長のメカニズムなど、人間の行動動機を追った『ヤバい経済学』、リーマンショックに揺れる世界を描いた『インサイド・ジョブ』(…

連載エッセイ「人工知能と経済格差の経済学」in『電気と工事』2016年11月号掲載

先月の連載では、「SMAP解散の経済学」が大反響を頂戴しました。ありがとうございます。今月号は地味に?人工知能と経済格差をめぐって、特に井上智洋さんの『人工知能を経済の未来』(文春新書)をベースにして論説を書きました。ぜひご一読ください。電気…

岩田規久男編著『昭和恐慌の研究』(東洋経済新報社)七刷決定!

いやはや、10年以上前なんですが、ずっと売れてて、今度第七刷が決定しました。いわゆるリフレ派のバイブル的著作です。考えてみればこの著作のときから、自分の考えが進んだところもありますが、コアはほとんど同じです。まだお持ちでない方はぜひ! リフレ…

荻原真『宮崎駿の「半径300?」と『風立ちぬ』』

個人的にかなり勉強になりました。いろんな文化的なつながりが開示されていて、宮崎駿作品をもとに教養をつめるようにも思えます。献本いただきありがとうございます。宮崎駿の「半径300?」と『風立ちぬ』作者: 荻原真出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 20…

大塚英志『感情化する社会』

編集から頂戴しました。ありがとうございます。10年以上前に、この本の編集の落合さんに「大塚英志論を書かないか」といわれたことをふと思い出しましたw。感情化する社会作者: 大塚英志出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2016/09/30メディア: 単行本(ソフ…

論説「ノーベル賞候補の日本人研究者はなぜ中国と韓国を目指すのか」(by田中秀臣)in iRONNA

毎週連載しているものです。サイトもリニューアル!http://ironna.jp/article/4127上記の論説で参照した本は以下のものです。 ポーラ・E・ステファン『科学の経済学』(日本評論社)。科学の経済学作者: ポーラ・E・ステファン,後藤康雄(解説),後藤康雄出版…

ノーベル経済学賞実況座談会出演、簡単なメモ

昨日はノーベル経済学賞の発表をうけながら、山形浩生さん、小幡績氏、そして僕の三者と、加えて電話で安田洋祐さんとでいろいろ話しました。以下はその動画です。http://live.nicovideo.jp/watch/lv278243634正直、ハートとホルムストロームの名前をきいて…

GALETTe、東京アイドル劇場公演

群馬での仕事から、東京アイドル劇場へ。 GALETTe(ガレット)の公演第一部。30分ノンストップ。 解散するのはあまりに残念。野田怜奈さんは、ますますアイドルとして輝いてた。どこかで活躍してほしい。 完全に親子の記念写真w。 野田ちゃんの活躍をこれから…

合評会『カール・マルクス』(佐々木隆治、ちくま新書)経済学史学会関東部会

日本経済思想史をやっているとマルクス研究はマストである。といってもそれほど深入りはしていないが。今回の佐々木隆治氏の『カール・マルクス』は、新MEGA研究、とくに晩期マルクスのさまざまな抜粋ノートの研究成果を反映した新書である。最近の欧米のマ…

10月10日月曜18時:ノーベル経済学賞 実況座談会 日本人が受賞できない理由を教えます(仮):出演 田中秀臣、山形浩生、小幡績

10/10月曜18時〜【ノーベル経済学賞 実況座談会】日本人が受賞できない理由を教えます(仮)⇒http://nico.ms/lv278243634 出演 田中秀臣、山形浩生、小幡績 以上です。よろしくお願いします!

飯田泰之・木下斉他『地域再生の失敗学』

地域経済・社会をどのように活性化するのか。この問いに、1)地域内の内需活性化、2)地域財政の仕組み、3)文化的創生、4)過疎地域問題、5)現場の行政責任者との対話 といった切り口から、飯田さんがナビゲーターになって切り込んだ快著です。すでに…

saya埼玉初ライブ

大学からの帰り、高崎線で赤羽から乗り換えて一駅という絶妙な場所での、sayaさんのライブ&トークに行ってきました。疲れが癒されます。また、やってほしいロケーションです。久しぶりに最前で、しかもセンター席に陣取りました。ちょっと驚かそうかなと、…

大和田秀樹『疾風の勇人』第二巻

編集からお送りいただきました。これは面白い。ドッジ、シャープが登場して、まさに戦後経済絵巻物が展開。虚実まぜての展開とマンガらしいデフォルメ感も心地いいw。第三巻も楽しみ。しかしビジュアル化して思ったが、池田勇人、本当にあっという間に登場…

高橋洋一『図解 図25枚で世界基準の安保論がスッキリわかる本』

高橋洋一さんの国際関係論の集大成的な著作だと思います。啓蒙的なものなのですが、中味は読者たちが実際の安全保障問題を理解するときのキーポイントを的確に、またできるだけわかりやすく解説していて、本当に好著だと思います。高橋さんの国際関係論は、…

論説「民進党に教えたい! 国会論戦を一躍ハイレベルにする経済政策」by田中秀臣in iRONNA

毎週、好評連載中のものです。どうかご一読ください! 民進党に教えたい! 国会論戦を一躍ハイレベルにする経済政策 http://ironna.jp/article/4079

ハリー・H・フランクファート『不平等論』(山形浩生訳・解説)

原書でちょっと前に読んだときに、山形さんの翻訳が進行ときいた楽しみにしていました。フランクファートの主張は、1)道徳的な観点からは(経済的な)平等は問題ではない、2)平等を道徳的に価値あるものとしてみなすと、むしろ個人への敬意を損なうこと…

山口小夜子「影向」のDVD化を切望する!

去年の山口小夜子の展覧会は、すべてが興味深いものだったけど、そこで上映されていた映像作品の「影向」がDVD化されないかと期待している。

告知:ケインズ学会公開講演会(一般公開無料)論題:石橋湛山を論ず − 政治・経済 (仮)で、講演します!

ケインズ学会公開講演会論題:石橋湛山を論ず − 政治・経済 (仮)10月29日(土)午後3時〜6時:立正大学品川キャンパス334教室(3号館3階) パネリスト:増田弘教授(立正大学)中岡望教授(東洋英和女学院大学)田中秀臣教授(上武大学) 司会 …

西田藍さんの個別撮影会参加

西田藍さんはとても綺麗である。それ以外に撮影会にいく理由などいらないのである。 仕事の帰りにいきなり思い立ったので、きわめて準備も知識も不足する中で、西田藍さんの優しく丁寧な指導のもと、なんとか撮り終えました! 楽しかった! そして被写体がと…