2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

2011年10月11日のツイート

@hidetomitanaka: ブログに毎朝7時にTwitterのまとめを投稿する自動設定をしました。最近、海外の情報を自分なりに収集して簡単に日本語で要約しているのでそのまとめのために。あまり役立たないつぶやきや経済情報ではないものは自動掲載の後に編集で削除し…

災害の経済学と文化―小泉信三の転換―

シノドスメールマガジンに四月に寄稿したものを再掲載。小泉信三は興味深い存在。ーーーー 東北関東大震災の影響でさまざまな文化的事業やイベントが中止・延期になった。また最近では、石原慎太郎氏の発言にあるように、花見の自粛を要請するなどいわゆる歌…

政策レジーム転換とピーター・テミン『大恐慌の教訓』

2011年のノーベル経済学賞は、トマス・サージェントらが受賞したが、その功績の一部については昨日エントリーを書いた。そこでサージェントのレジーム転換の重要性について説明をした。サージェントらでは、ハイパーインフレーションや緩やかなインフレーシ…

週刊『エコノミスト』(10月18日号)連載「温経知世:経済学者の思想と理論」グンナー・ミュルダール

『エコノミスト』で始まった経済学者の思想史的紹介コーナー。二回に分けてアダム・スミスをやったあとに、今度は時代は一気に下り、20世紀の代表的な経済学者のひとりグンナー・ミュルダールです。執筆者はミュルダール研究の第一人者といっていい藤田菜々…

浜田宏一「そして官邸は財務官僚に乗っ取られた」in『正論』11月号

浜田宏一先生の最新時論です。政府の「円高対策」の検討からはじめて、いまの政権と官僚たちの権力的な構図を分析しています。1 政府の円高対策には経済原理が不在 政府の「円高対応緊急パッケージ」は、外為資金会計を利用して基金をつくりそれで円高不況…

山形浩生「原発の未来に可能性を残せ」in『Voice』11月号

今月号の『Voice』の売りは、おそらく松下政経塾とはそもなんぞや、から松下幸之助の教えを野田首相が活かしているかいなかなどという関心にこたえるような論説群だろうか? 正直、それは松下の教えが政策評価軸として「正しい」とした場合に有効なだけで、…

タイラー・コーエン『大停滞』

いまの米国経済の停滞は実はかなり前から始まっていたんだよ、これからも「容易に収穫できる果実」は見当たらないないので米国経済は長い困難を体験するかもしれない、という主張のコーエンの新作。 容易に収穫できる果実は、教育、イノベーション、未教育の…

「ウォール街占拠」関連私的メモ

Twitterでリツイートしてきたのを集めたり新規でも集めたり。自分の勉強用メモ。wikipediaの項目 http://en.wikipedia.org/wiki/Occupy_Wall_Street米ウォール街のデモ、参加者が数千人規模に http://jp.wsj.com/US/node_320171The Wall Street Occupiers an…

財政危機に関するメモ(IMFのチャート&麻木久仁子「ニッポン政策研究所」など)

Twitterで集めた財政危機に関する情報を以下に。 まず各国の財政状況をIMFがチャート化。非常に便利。グロスとネットの累積債務やそのGDPとの比率なども掲載。 http://t.co/fze4cRR1 TBSラジオ「ニッポン政策研究所「どうやって財政を再建するべきか」Part1×…

岩田規久男、片岡剛士ほか「なぜ、いま超円高なのですか?」in『CIRCUS』11月号

岩田先生と片岡さんが、「なぜいまの日本は超円高なのか? 答え:日本銀行の政策の責任」、という点をめぐってわかりやすい解説をしています。図表も多くこの記事はいいですね。 なぜ日本銀行総裁はじめ、インフレ目標のような明確な政策をとらないで、いつ…

『ヒア アフター』

冒頭の津波のシーンの透明な波の中には違和感があったが、それを解説するおまけがレンタル版にもあるが、得意顔で解説する彼らの表情をみると少しついていけないものを感じるというのが率直なところ。 それは作品本編とは関係ない。作品は並行するストーリー…

『キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー』

献本いただきました。ありがとうございます。このブログでも紹介しましたように、先日、増田悦佐氏と初めて会ってすぐに経済問題では失望&論争というジェットコースターだったんですが(サブカル関係はさすがに発言ゼロなのが残念)、もう一方の増田論争の…

多根清史『教養としてのゲーム史』

今年のサブカル始は、いまから考えると多根さんの『ガンダムと日本人』をめぐるトークライブでした。この多根さんの新著は70年代から80年代にかけてのテレビゲームなどを中心とした通史です。いままでこれに類した書籍は『テレビゲーム文化論』くらいしかな…

田中秀臣@経済評論家 上念司 Presents「大胆予言! 2012年日本経済はこうなる」

トークライブとか経済討論とかライブ系の経験値を積み重ねてますが、上念さんと今度はふたりでじっくりやります。たぶん高橋さんとの三人のとは違うこと話すつもり。世界経済全般の関連から、スティグリッツも参加したウォール街デモの意義まで。できれば独…

経済討論:増税は日本を救うか?in 桜チャンネル

桜チャンネルで討論番組やってきました。全部で三時間くらい? 激論ですね。こんな激論と率直な本音は残念ながらほかの民報では不可能でしょう。議論や憤りを深めることなく話題がわざわざ逸脱してしまうのがほとんどの番組ですね。この僕が参加した桜チャン…

10月17日(月)エコノ3アミーゴス(上念司・田中秀臣・高橋洋一)第三弾!「野田内閣は財務省の使い捨て!〜“復興増税”では復興できない皮肉なニッポンの現実」

根拠ゼロの増税に突っ走る野田亡国内閣を操る“財務省の謀略”を徹底批判。イベント詳細→ http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=35312727

ゲンジツ2.0とサブカルチャーの経済学(第14回) / 田中秀臣 「村上春樹と物語の経済学(上)」

メールマガジンαシノドスでの連載。サイトはこちら http://synodos.jp/ ――〈効率の追求が社会を毀損した〉 作家の言葉を経済学的に検証することから、彼の描く物語の構造そのものを読み解 く。 野心的な連載はいよいよ佳境に。 と紹介していただいた。内容的…

特集「「デフレ脱却」宣言!」in『リベラルタイム』11月号

月刊誌『リベラルタイム』11月号が3日(月曜日)に発売ですが、今回のラインナップも充実してますね。特に岩田先生のは直言の極みです。サイト:http://www.fujisan.co.jp/product/1276354/●「1ドル=76円」半年で営業利益「前年比20%減」 安達 誠司◎ドイツ…