2009-12-03から1日間の記事一覧
ちくま文庫からクルーグマンの『自己組織化の経済学』が復刊されていた。この小著は何回か読んだけれどもいまだに価値を失わない古典だろう。その中でも最も好きなのがクルーグマンによるシェリングの分離と融合モデルの解説である。あとで利用するかもしれ…
今日、発売予定の『不連続変化の時代』。これはいわゆる「創発」の社会・経済論といっていいでしょう。僕はお世辞ではなくとても勉強になりましたね。解説を引き受けなければ、たぶん複雑系とか創発とかそういうものはスル―していたでしょう。この本から得た…
日本銀行が市場外の情報をしばしば活用していることはよく噂されていることです。またそれとは別にメディアが日銀からの情報をそのまま流してしまうこともままあるでしょう。それは結果的に、日銀の政策を客観的にみることが難しい状況さえももたらすかもし…
御本頂戴しました。どうもありがとうございます。第4回河上肇賞奨励賞の原稿がもとになり、それを全面的に見直された待望の一書ですね。不良少年論というのはいままでいくつもありましたが、明治から特に昭和前期に絞った不良少女の歴史的ルポタージュはほ…