2009-10-03から1日間の記事一覧

東京、オリンピック落選

直前のラジオ番組アクセスで、東京へのオリンピック誘致関連のコメントをやってその余勢でテレビを見る。オリンピックの経済効果というものはかっこつけて置いといて(基本的に変動為替相場制の下での財政政策の効果と同じなんで経済効果ほぼなし。経済効果…

フィッシュストーリー

今年の邦画は『空気人形』と『ハゲタカ』がいままで見た中では傑出していると思ったけど、この映画はまったく別格。『つばさ』つながりで多部未華子が出演しているのもあって軽い気持ちで見たが、見れてラッキー。「正義の味方が地球を救う」ほら話としては…

西村佳哲『自分をいかにして生きる』

いま経済学の古典を再読しようを合言葉に、ジェボンズの『経済学の理論』をわざわざ小泉信三訳で読破したところです。ジェボンズにとって働くことというのは一般的には苦痛でしかない。例外的に仕事自体が楽しくてやっているということも認めているけど基本…

開米潤『松本重治伝 最後のリベラリスト』

高名なジャーナリスト松本重治の重厚な評伝を頂戴しました。どうもありがとうございます。松本重治伝 最後のリベラリスト作者: 開米潤出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2009/09/17メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見る

高橋洋一『恐慌は日本の大チャンス』

日本で景気対策が事実上不在になった今、高橋さんの復帰は本当に嬉しいことです。この本はネット書店で発売日が一度確定しててその後未定に表示されてましたので出ないんではないか、と思ったのですが、杞憂でした。正直いって冒頭の例の事件については個人…

西田利貞『人間性はどこから来たか サル学からのアプローチ』

類人猿の行動がなぜ「経済」に関係するかというと、類人猿の互酬的行動の中に、人間の利己的な交換動機を考えるヒントがあるからでしょう。特に従来、日本の社会科学はなぜ日本人は勤労なのか? という命題を、例えば「家」(会社)、「イエ」、あるいは村落…