2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

 日本銀行、利上げ見送り

予想通りなのであえてコメントしなくてもいいでしょう。水野委員、相変わらずですね。

小野善康氏、報告会迫る

稲葉さんのリンクがあったので再掲 完全オープンな報告会(経済理論史研究会と専修大学社会科学研究所との共催)。ただし小野先生の前に福田進治先生の「福田進治『リカードの経済理論』(日本経済評論社)をめぐって」というセッションが行われています。こ…

 ワルボロ

最終回、近所のシネコンで。入りはまずますでは。包帯とどちらにするか一瞬迷ったが、仕事で疲れてるのであまり考えなくてもいいほうを選択 笑。 選択は成功する。これは面白い。おススメ ピストル型の市境をもち、寂れた商店街が中核にある立川(70年代か?…

 スティグリッツ&ノース講演会

学外・下記プロジェクトなど関係者以外の人は出席できるかどうか知らないけれども(いきたい人は各自責任もって要確認)僕はスティグリッツ先生の方は行きますよ。講義ないから。 http://21coe-glope.com/sympo/2007_10.html 10月18日 Time: 14:00-16:30 Key…

 テロリストになる理由

アラン・クリューガーの最新作、WHAT MAKES A TERRORIST--Economics and The Roots of Terrorismを斜め読み。従来の通念である低い教育水準や貧しい経済環境がテロリストを生み出すのではなく、それらの要因はテロリスト選択にはほとんど関係がなく、むしろ…

 コミックあれこれ

『Real Clothes』第二巻、『彼女を守る51の方法』第5巻を購入したついでに、カウンターに置いてあったのでつい購入したのがガンダム本の『ガンダムで英語を身につける本』。これは失敗。 『Real Clothes』は大成功な作品。この作者の他のも読んでみたい。『…

 「厚生闘争」の現代的意義

東京河上会幹事日記更新 http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi-ver2/20070916

碇ゲンノ、ワラタ

http://d.hatena.ne.jp/a_yamamura/20070914/p1

岡本裕一郎『ポストモダンの思想的根拠』

これは面白い。ポストモダン論の俯瞰ができるだけではなく、経済政策や社会政策の合意をどう形成するかを考える上でも示唆に富む。 本書の描く「ポストモダン社会」=自由な管理社会とは、 「−−現代のポストモダンでは、近代的な「規律社会」は終焉を迎えつ…

 ローラ・ハイン『理性ある人々 力ある言葉 大内兵衛グループの思想と行動』

大内兵衛の日本経済学史観(例えば『経済学五十年』が代表)というものは素直に評価できないもので、彼の印象は正直悪い 笑。しかしそれが大内兵衛とその周辺の業績を無視することにはならないのは、やはり「政治」との関連がこのグループの場合強いからでし…

ジャンークリストフ・ヴィクトル『地図で読む世界情勢』

今日はオープンキャンパスでものすごい渋滞の中、大学まで来ました。オープンキャンパスではグーグルアースの使い方というものを公開でやってます。地図で読む世界情勢 第1部 なぜ現在の世界はこうなったか作者: ジャン-クリストフヴィクトル/ヴィルジニーレ…

 グリーンスパン自伝、手違いで発売日前に到着即開封 笑

なんか手違いらしく発売予定日よりも何日(僕のとこは三日前)も早く手元に着ていたわけですが。ここで角谷なんとか嬢のごとく、逝っていい厨銀の数は世界でひとつだけでその名前は、とか謎をばらしてもいいのですが、笑。まだ読んでません。みなさんは読ま…

 『ブラッド・ダイヤモンド』

佳作。勢いで見てしまうが、物語的には辻褄合せご都合主義な面を諸々指摘することができるだろう。しかしこの作品の背景に関心を誘うことに成功はしているのではないだろうか。ディカプリオの悪人風面体も違和感なく見れた。 ブラッド・ダイヤモンド (期間限…

 今年のノーベル経済学賞予測

例のところの候補はこれ http://scientific.thomson.com/nobel/econ/ さて僕はふたり名前をあげときます。お亡くなりになってたらすまんですが。 Armen AlchianとHarold Demsetz 業績はいうまでもないですが、マイナー理由はアルチャンは去年、自分の分厚い…

槙村さとる『Real Clothes』ほか

面白い。当ブログのリンク先http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/index.phpにある川原和子氏の書評に魅かれて読む。アマゾン書評だとリアリティがやや欠けているという評価もあるようだけれども、そもそも僕にリアルの判定のしようもないので 笑 この販売員根…

 「成長」路線は続くか(床屋政談)

福田支持に大きく傾斜したみたいですね。中川の眼のおじさんも復活しそうだし。問題はどう考えても日本銀行総裁選出ですね。いくら民間候補が有力でもゲハハハハのおじさんだけはやめてくれ(以上棒読み)。

 東浩紀&桜坂洋『キャラクターズ』

簡単にいうとトイレの使い方やトイレのまわりでうろうろしている話。これ読んでリフレ派はトイレのつまりを猛烈な水流で吹き飛ばす*1メンテナンス屋さんだと再確認。東氏や稲葉さんの論の中にどう位置をしめるかがわかった。 新潮 2007年 10月号 [雑誌]出版…

 安倍首相KY辞任で日本銀行利上げレジーム終了か

これは政治的混乱避けられず。年内の利上げはほぼなし。福井総裁の下での利上げレジームはほぼ終焉とみたほうがいいのではないか。その意味では安倍辞任の効果は日銀により慎重な政策判断を促す点ではいままでの彼の政策の中で最もリフレ的なものになるだろ…

 次の経済論戦のフィールドはどこか(ソフトバンクメルマガ)

アップされてますのでどうぞ。下のエントリーのコメント欄に書きましたが、現状では誰・どの政党が政策やっても選択肢はかぎられていると思います。小泉前首相待望論が外国人投資家中心にでている模様ですけれどもw http://www.sbcr.jp/bisista/mail/art.as…

 セカンドライフの取付け騒動(山形浩生「エコノミスト」を読み解く、クーリエ・ジャポン)

僕はセカンド・ライフ未体験なんですのよ、オホホホホ。しかしよく事情がわからないけれどもリンデンドル(セカンドライフの通貨)とドルは固定為替(ペッグ)制で結ばれているのか。投機アタックの必要条件をみたしているわけですね 笑。 COURRiER Japon (ク…

ほんとうは加齢にスルーしたいもの

最近、これはやらんといかんでしょう、というのがネット関連で急増。ただの好奇心の裏返しだが。昨日の夜から盛り上がっているセカンドライフ突入してみること(笑、ガンダムSEED DESTINYの人物とメカの戦闘時識別能力の鍛錬 笑)、携帯小説を携帯で読んでみ…

東京河上会会員募集中

詳細は下のブログ(東京河上会非公認ですが 笑)をご覧下さい。ブログを作成したところさっそく多数の申し込みをいただきありがとうございます。何十年もの歴史のある会ですが、ネットではなくリアルな場でみなさんと議論や交歓できれば幸いです。理想は年数…

本上まもる『<ポストモダン>とは何だったのか』

ちょっとこれからこの手の本をまとめ読む予定。坂本龍一への愛と憎しみの物語(半分嘘)。本書で整理されている東三図式(勝手にいま命名)である「論理的脱構築ー存在論的脱構築ー郵便的脱構築」というのを知る。いまさら何をいっている、と思われるかもし…

 若田部昌澄・猪瀬直樹対談『Voice』10月号

毎回献本いただいてるのですが、大学に今日はいく予定はないのでまだ入手してません。たまたま店頭で手をとったら、おお! 若田部先生のご尊顔のドアップと猪瀬さんのドアップが並んでいるではありませんか。隠してたな 笑。「私の東京繁栄論」。思わずブロ…

 バーナンキFRB、ホームページデザイン変更&政策も変更?

http://www.federalreserve.gov/ 最近、聞かれたんですが、FRBはどうするでしょうか? という質問なんですが、8月の声明を素直にみたら資産価格の不安定が実体経済にリスクをもたらしている、と懸念するといっているのですから(これは資産価格水準をターゲ…

 竹森俊平サブプライム危機論説in『中央公論』10月号

竹森先生の主軸はクレジット・パラダイムなわけでして、いわゆる「失われた10年」も不良債権問題が実体経済に結び付いたことが危機を深化させた、だから90年代冒頭に不良債権問題さえきちんと解決してれば大停滞は起きなかった派です。このとき日本銀行の政策…

 最近読んだコミック(谷口ジローいろいろ)

いろいろ仕事がありあまり読む時間がない。谷口ジローの作品読みまくり。すでに感想書いたもの以外に最近読んだのは、たぶんこれが谷口ジローへの悪印象として尾を引いてた『イカル』。再読しても全然面白くない。『父の暦』、これは傑作。他に『シートン』…

 河野稠果『人口学への招待』

院生時代に人口論の授業をとりました。人格者の先生で、また僕の人口学の知識はほぼ河野先生の授業で終わってます(笑)。様々な文献の内容紹介や実証の展望、速水融氏の「江戸蟻地獄説」などの歴史的解釈、それに数値計算の演習など盛りだくさんの内容でし…

 マイケル・ムーア映画+α評

前に書いたのを名無しさん風味にちゃんとしたもの。それだけ哀愁。

 ディアドラ・マクロスキーの『応用価格理論』

無料でどうぞ http://deirdremccloskey.org/docs/price.pdf