2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

mixi読み逃げ

明日は更新します(^^;)http://jimaku.in/w/qhZC3kuxouE/Wq__SRukUCx かっしーさん、経由。ありがとうございます。しかし“ばぶ太郎”すごいなあ。

 タミフル問題を考える素材集

タミフル問題についてITOKさんにお願いして主にネットで収集できる資料・議論を中心にまとめてみました。これはもちろん素人がこの問題に関心をもって(専門家もしくは関係機関などのソースから)いくつかの論点を抽出し、自分たちなりに議論を整理するために…

 ロナルド・ドーア『誰のための会社にするか』

岩田規久男『そもそも株式会社とは』における株主主権論とは対照的な議論を展開している。ドーア氏は日本の停滞については総需要不足による循環的要因と基本的に認識している。そのため彼の長期停滞への対処には、インフレ目標政策や所得政策の実行が含まれ…

 ニューヨークの風景

かっしーさんから拝借。どうもありがとうございます。

 ジョセフ・スティグリッツ+アンドリュー・チャールトン『フェアトレード』

日本での直近の前著では正直にいえば鮮明な印象に乏しい読書経験をしたが、今回のこの著作はきわめて示唆的である。おそらく前の翻訳といっていることは変わらないのになんでこうも印象が違うのだろうか。本書はスティグリッツの問題提起の書としては『世界…

 スウェーデン切手からみるノーベル経済学賞

赤間さんのトラックバックいただいたエントリーを含むいくつかの記事 『国富論』翻訳略史(戦前編)http://d.hatena.ne.jp/akamac/searchdiary?word=%2a%5bmiscellany%5d 夏目漱石『明暗』のなかの「経済学の独逸(ドイツ)書」再論http://d.hatena.ne.jp/ak…

 日経ビジネス文庫版:竹森俊平『経済論戦は甦る』

日本のデフレ停滞期の経済論戦に金字塔のように輝く著作が、東洋経済の単行本版から日経ビジネス文庫版で復活していた。いまでもまったく色あせない内容は再読、再々読に耐えるものである。今回の文庫版には昨年11月に書かれたあとがきが追加されている。こ…

 岩田規久男『そもそも株式会社とは』(承前)

http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20070327#p1の続き。自分の論説用基礎資料として作成 1980年代までの日本の企業統治は株式市場からの影響からフリーなので長期的視野の経営ができそれが生産性に寄与した説(ポーターらの仮説)への批判的検討にも紙数…

 『国富論』新訳登場

fhvbwxさん経由で知りました、ありがとうございます。しかし盲点つかれた 笑。原書で通して体力と気力をかなり消耗して読んだことあるんでどうも翻訳を批判する気にはなれない。これもいままでの諸訳同様に偉業だと思います。これだけの古典だと翻訳の歴史に…

 岩田規久男『そもそも株式会社とは』

論説執筆のために。新書にしてはかなりレベルの高い内容になっています。論点も多岐にわたるので以下は僕の関心のあることろだけを単に書いただけです。そもそも株式会社とは (ちくま新書)作者: 岩田規久男出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/03メディア…

 植木等死去

まことに残念なことである。僕は戦前のサラリーマンを経済メディアの観点“のみ”からとらえることから日本の経済思想史研究をはじめたが、それを戦前ー戦後と広げるにはメディア研究の対象を映画と小説に拡張し、その主役のひとりに植木等の主演した作品がか…

 マイケル・ジーレンジガー『ひきこもりの国』

論説用資料で買った翻訳。翻訳はまだ読んではいません。 原題は『太陽を遮って』だったと思います(原書をもっていて群馬にあり)。日本を文化的な諸要因からなる「ひきこもり社会」と認定。ひきこもり文化は鎖国的なので社会がどんどんへたれていく、という…

 明日山陽子「米国最低賃金引き上げをめぐる論争」(アジア経済研究所)

米国のメディア、経済系ブログでも頻繁に議論になっている最低賃金引き上げをめぐる論争の理論・実証・政策までをきわめて簡潔に紹介しているもの。たまたま発見したのだが、これはお得なサーベイで必読。内容は経済学の初等的な知識から記述しているのでこ…

 字幕inで拾ったもの

マンキュー経済学10大原理http://jimaku.in/w/VVp8UGjECt4/FuWFufKd_1_ palさん経由で辿って行って存在を知りました。ありがとうございます。 (27日補)http://www.standupeconomist.com/

 小田切博『戦争はいかに「マンガ」を変えるか―アメリカンコミックスの変貌』

献本いただいたとの報にせっしました(実は群馬にいくのは再来週なため伝聞ですみません)、どうもありがとうございます。ご高著の感想は機会をあらためて書かせていただきたいと思います。戦争はいかに「マンガ」を変えるか―アメリカンコミックスの変貌作者…

 明日の『週刊エコノミスト』書評掲載

明日月曜日に発売になります『エコノミスト』に安達誠司さんの『円の足枷』についての書評を投稿しました。ご一読いただければ幸いです。 円の足枷―日本経済「完全復活」への道筋作者: 安達誠司出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2007/02/01メディア: …

 福井秀夫『司法政策の法と経済学』

非常に高度な内容の「法と経済学」の日本の制度への適応の書。書評のために献本いただいたものですが、ようやく読み終わりました。法と経済学の日本における成果といえる定期借家権の導入、マンション建て替え要件の改正、などで、日本にも「費用と便益」を…

『ゴーストライダー』&『ビメイダー・ピー』

結構な値段で購入したその昔小学館プロダクションからでてた『ゴーストライダー』第一巻。考える範囲のすべてのアメコミの弱点(いきなり他作品の主要キャラ登場)とつまらなさ(説得力のない平板な善悪二元論など)を凝縮したお手本のような作品だったので…

 ラリイ・ニーヴン「スーパーマンの子孫存続に関する考察」

古書店で『無常の月』(ハヤカワ文庫)ゲット。同書に収録の名作。スーパーマンがロイス・レインとアクティビティXするとスーパーマンの興奮状態の極みの結果、体液がロイスの体を貫き頭蓋骨を吹っ飛ばしてしまうだろう。そのためアクティビティXができな…

 官僚(もしくは出身者)とのネット論争作法:試行版

以下、戯言すぎた、誤解を招くなど御批判多く頂戴しました。確かにそうですね、反省します。削除するとまた御批判もあるでしょうから携帯アクセスや機種によっては非表示でしょうけれども(そのときはこの文章が反省の直接の表明になります)、以下斜線を付…

 bewaad論法よくわからん

http://bewaad.com/2007/03/23/40/ よりbewaad氏曰く<したがって、「日銀が利上げするから世界同時株安が起きた」の解釈として、日銀の利上げが世界同時株安の直接の原因になったとの意味に限定せず、それを助長した可能性をも含むとの前提の下では、webmas…

 奇妙な聖域

先日、神保町に立ち寄った。用事を済まして帰ろうとすると、マンガ図書館が目に入った、「こんなところにマンガ図書館があったのか。」と思い、立ち寄ってみるとどうも様子がおかしい。置いてある本がある一定の思想信条に偏ったものばかり、「ゴーストライ…

 城山三郎氏死去と「花失せては面白からず」

城山三郎の作品の熱心な愛読者ではないですが、経済問題の評論めいたことを書いてからこの人の作品を読むことがわりと多くなりました。しかもどちらかというと批判的な観点で読むようになりました。例えば『男子の本懐』で開陳された事実上の清算主義マイン…

 内藤陽介『沖縄・高松塚の時代:切手ブームの落日 1972-1979』

献本をいただきどうもありがとうございます。 帯に「あの頃の切手少年たちへ!!」とあるのには痺れたw まさにこの<解説・戦後記念切手シリーズ>の第5巻が対象とする72-79年時に僕は「切手少年」だったからだ。中学一年のときの僕の愛読書は、『キネマ旬…

 林先生はツンデレなんだYO

なぜみんな気が付かないんだYO*1 「構造改革なくして成長なし」「リフレ派はすでに死んでいる」みたいなことをいいながら「インタゲ支持」や総論でリフレ派しばいて、各論で愛す(?)なんて技*2つかうのはそれしかないんだYO リフレ派はみんな林先生に愛さ…

 FRB、現状維持

住宅市場(例のサブプライムモーゲージ問題も当然含む)については調整局面の認識と成長の持続の確認。むしろインフレリスクへの警戒感が印象強めに残る感じか。 http://www.federalreserve.gov/boarddocs/press/monetary/2007/20070321/

 見込みのない議論と株価と金融政策

まず教科書レベル(具体的な教科書としてブランシャールの『マクロ経済学』を採用します)の話ですが、金融政策と株価の変動というのは関係します。どう関係するかは、教科書によると 1)金融政策自体の変化によるショック 2)(ニュース、政府統計公表な…

 ゴーストライダー

ペナンス・ステア(贖罪の目)ーーーー! ゴーストライダー作者: グレッグコックス,Greg Cox,Dean Geogaris,Mark Steven Johnson,高橋結花出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2007/02メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る 近所のシネ…

 長谷川裕一最終巻の呪縛

昨日のエントリーの続きみたいなものですが、現代マンガ図書館の帰りに、ようやく長谷川裕一氏の代表作『マップス』を全巻そろえることができました。銀河系最終決戦の一日を描いた正編の最終巻である第9巻だけが長く得ることができなかったのですが、昨日偶…

国立国会図書館ネタ

これも昨日のエントリーがらみですが、国立国会図書館にはまあ不便な点も多々ありますがそれでも田中ニート時代にはお世話に随分となりました。経済系の欧米の専門図書をわりと気軽に利用できるのは都内では、国会図書館と民間が寄贈したのが契機なためか一…