2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

 ニート利権 その2

とりあえず影響力を尊重して、本田さんたちの『「ニート」って言うな』を参照にして「ニート利権」とはなんぞやと考えたいと思います。他に参照文献としては、いま店頭にでている『SAPIO』の窪田順生さんのレポート「「私のしごと館」はニート対策より天下り…

 書評『都市回帰の経済学』

先週の『週刊東洋経済』に出たものの再録です。都心回帰の経済学―集積の利益の実証分析 (シリーズ・現代経済研究)作者: 八田達夫出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 2006/06メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (5件) を見る本書は、編…

 なんか倒錯したシナリオ(円高協調で追加利上げ封印??)、「総合」じゃない総合判断など

またまた久しぶりに昨日は群馬に行ってきました。で、郵便物の整理で『日経公社債情報』の蔵出し。9月4日号の「日銀ウオッチ」の「円高協調で追加利上げ封印」をペラペラと。これは安倍政権の目的は憲法改正が中心なので近隣諸国に緊張が走るので、それとの…

 『福祉国家の経済思想』

小峯敦さんから頂いたもの、小峯さん編著『福祉国家の経済思想』。現在、急ピッチで進めている立岩・稲葉本のクリティーク、さらに福田徳三論の完成というマイブーム(?)には欠かせない諸論考を搭載した専門的論文集。マーシャル、ピグー、ウェッブ夫妻、…

 安倍政権は上品(な物言い)になった森政権か?

「国民会議」が「推進会議」になっただけか。興味深いエントリーhttp://d.hatena.ne.jp/lessor/20060914/1158246994

 『経済政策を歴史に学ぶ』書評

切込隊長からいただきました。大変周到なコメントで、なおかつ「高橋洋一論」の宿題までいただき感謝です。ありがとうございますm()mhttp://column.chbox.jp/home/kiri/archives/blog/main/2006/09/13_142513.html bewaadさんからもいただきました、ありが…

 安倍政権の経済政策を考えるⅠ

安倍晋三氏は総裁選挙中、新政権が取り組むいくつかの政策を提言した。その核は彼の著作である『美しい国へ』(文春新書)にも書いてあるが一種の教育改革である。例えば大学入学時期を9月にずらし、現行の4月からの数ヶ月間をボランティア活動に従事させる…

 竹中平蔵参議院議員政界引退へ

<関係者によると、慶応大学に新たに出来るシンクタンクの代表に就任し> シス卿! 暗黒卿も連れてってはどうですか! 切込隊長の記述もご参考に。

 hamachanのご批判w

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_e097.html#comment-3130961 ちょっと話は違うが、最近ネット各所で、笠信太郎、三木清、都留重人、森嶋通夫、高田保馬、西部邁、村上泰亮といった面々を、社会経済の構造問題に取り組んだからという…

 hamachanって何者なの? 教えて君。

雑談ですが、そろそろ(夏休みが終わり、なおかつ四捨五入すると50なのでw)はてなを店じまいして、またElleの遺跡に戻ってマターリ四人でやろうかなあ、とオフ会なんかでぽろっといってたわけですが、hamachanのようなブログ閉鎖屋(w)に下のようにい…

ニート利権のメモ(1)

「ニート利権」という言葉はともかく、この種の指摘ってWikipediaが書いているような本田由紀さんたちよりも、むしろ山形浩生さんの「ニート様に税金を使うのかよ、ゴリャア」という趣旨の発言が先駆(SIGHTのブックガイド2004)で、それに追随する形で他の…

 植草教授、逮捕

http://www.sanspo.com/sokuho/0914sokuho014.html 植草氏の前回の事件の際に本人にかなり突っ込んだ取材をした横田由美子さん(ペコちゃん)のブログでの反応にもこれから注目のことhttp://blog.livedoor.jp/yumikoyokota/ 参考)独占インタビュー/植草一秀…

 立岩真也モテモテの件について

批判的書評を書くために早稲田大学図書館で立岩氏の著作を借り出そうと思ったら事実上1冊も借りれない(ーー;)。かなりの冊数あるのにみんな貸し出し中。わが母校の行く末に一抹の不安がw。とりあえず他人を批評するにあたっては礼儀??として主要著作…

 内藤陽介の世界(田中の角度から)

「ネタ」つうのもなんか日本語としてあれなんで新コーナー「話題」にしますた。「しますた」と書いている田中が、日本語を気にするとは笑止千万ですか、そうですかw この間、オフ会なるものを人類史上はじめてやりましてですね、そこにもご来賓いただいた内…

 情報の非対称性理論が情報=議論の混乱を呼ぶ

個人的にはまことに言い難いのだが、情報の非対称性だとかなんとかかんとか市場の不完全性を安易にプロ(例えば池尾氏ら)もアマも持ち出しすぎるのでは?http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060912-00000176-jij-pol<少額・短期の貸し付けに限って特例と…

 『プレジデント』最新号、「本の時間」に掲載

http://www.president.co.jp/pre/20061002/index.html いま店頭にでております『プレジデント』の「本の時間」というコーナーで、いいたい放題のこといってますので御笑覧いただければ幸いですm〔〕m

 経済学史・経済思想史文献データベース

お暇があればどんぞ利用ください。僕の文献なんかはまったく登録してないんだなあ(すんません、怠けましたm〔〕m。 そのうち情報入力やっとこ http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/jshetdb/

 なぜ韓国の男優はげんなりするほどモムチャンしかいないのか

韓流好きなリフレ派の病状深刻なり 笑 ご参考)モムチャンって何? http://avetty.cube-web.net/dict/a.html ところでモムチャンしかなんでいないのか諸説があるので考えてみますた。1 食べるものが違う2 兵役のせい3 儒教文化のせい?4 韓国の女性の男…

 増田イズム?

本日発売の『週刊東洋経済』に八田達夫編著『都心回帰の経済学』の書評を書きました。増田(悦佐)イズムの赤いのも微量混ぜてみました 笑)。ご参照いただければ幸いです。 都心回帰の経済学―集積の利益の実証分析 (シリーズ・現代経済研究)作者: 八田達夫…

 ぼそっと

そういえば『誘惑される意思』、『所有と国家のゆくえ』なんだけどとりあえず書評申請中なんでよろしく哀愁。(付記) 『誘惑される意思』の書評を書くことになったので頑張ろう。意外と早く出ます。後者は返事待ち。 『所有と国家のゆくえ』の書評もやれる…

 生存権をどう経済学的に基礎付けるのか?

svnseedsさんのエントリーに関連していると思うので旧稿の一部をここに。これはいま書いている福田徳三論に収録するんだけれども。要するに生存権を国民にすべて認めることを福田は経済的なコストから考えているわけです。翻っては、いま某誌に書評キボンを…

 理想の経済番組のキャスターを求めて(苺経済板に聞く、聞かなくてもいいけど)

226: 名無しさんの冒険 2006/09/10(Sun) 15:48 集計 高岡女史 4票 倉木麻衣 3票 半井小絵 3票 佐藤ゆかり 2票 江連裕子 2票 島津ゆり子 1票 中田有紀 1票 だそうである。集計した人にありがとうさん。1000スレで決着がつく気配濃厚である。ちなみに江…

 教育ヴァウチャー制 →予定プチ変更、山形さん新訳

昨日、オフ会での宿題で、教育ヴァウチャー制の経済学的貢献でどのようなものがあるのか、という話題になりました。例えばhttp://econpapers.repec.org/ の検索欄に School Voucher と入力しますと何十件かの論文がヒットします。有力なエコノミストが理論や…

 政権の変わり目にはアホが跋扈するw

実はまだ勢い的(なんの勢いだw)には不十分というのが僕の読み。 「構造改革なくして景気回復なし」、不良債権ハードランディング などなど小泉政権のはじまりでやろうとしたことにくらべればまだまだ 笑。これからが本番でしょう。とりあえず以下、メニュ…

 ウンコがちょうどいい肥料になりますた

というわけでハリー・G・フランクファートの『ウンコな議論』の興味深いところをいまさら抜書き。ウンコな議論作者: ハリー・G・フランクファート,山形浩生出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/01/11メディア: 単行本購入: 13人 クリック: 143回この商品を…

 マネーロンダリングの展望と分析

門倉さんの『マネーロンダリング』(青春出版社、青春新書)を読みました。実は近所のシネコンで『ミッション・インポッシブルⅢ』を観る前にカフェで読み始めて、文章が読みやすいので1時間ほど読了できました。映画の方はマネーロンダリングは出てこない(…

 書評

自分が書いたのに他の方が整理していただけると非常に参考になりますm( )mhttp://d.hatena.ne.jp/econ-econome/20060905 http://d.hatena.ne.jp/BUNTEN/20060903 http://d.hatena.ne.jp/cogeco/20060831

 門倉さんの本といえば……

ちなみに近日公開する予定の「アクティビティX(エックス)の経済学」<Elleの遺跡にて>で、お世話になる*1予定の本が以下のものです。 「夜のオンナ」はいくら稼ぐか? (角川oneテーマ21)作者: 門倉貴史出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/07メディア:…

 さっそく出ました、「皇子ご誕生」経済効果

最近は日銀の政策スタンスの「予言」と「協調」「調和」にみちたw解説を発信し続ける第一生命経済研究所がどうもトップバッターのようです。 http://group.dai-ichi-life.co.jp/cgi-bin/dlri/top.cgi にはまだ情報がないような…。ソースはこちら。 http://h…

 靖国神社の「右の左翼」論

本日発売の『週刊文春』ですが、久しぶりに読んだ猪瀬直樹さんの「ニュースの考古学」の「「右の左翼」のプロパガンダで孤立する靖国神社」は非常に面白く読めました。 猪瀬さんが靖国神社にいき遊就館に行くというルポなわけですが、その遊就館で上映されて…