論説「自民か希望か立憲民主か、「増税」対「凍結」で判断したらダメな理由」by田中秀臣in iRONNA

 政策批判と政党選択(要するにどの政党に投票すべきか)の問題をわけることがまず重要。今回はもちろん政党選択の話。よりましな政党を選ぶことが重要。

 自公政権は、消費税増税で使途変更 リフレ政策の続行
 希望の党は、消費税凍結 緊縮政策
 立憲民主党は、消費税凍結 緊縮政策(反緊縮をいうが、財政はただの再分配政策で旧民主党政権の発想のまま。金融政策は公約言及なし)

 以上から、よりましな政党を選ぶ話なのに、なぜか「消費増税確実」ということで自公政権を批判する人がいて驚く。これは選挙の話で、よりましな政党を選ぶべきなのに、なぜかリフレを支持しているのに、緊縮政党の方がましという人まででる始末。政治的イデオロギーで目が曇っているか、あるいは単に「消費増税」というワードだけに目がいってしまっているのだろう。

 選挙で政党を選ぶのではなく、自公政権の消費増税路線は現状のデフレの前では批判されるべきもの。しかしリフレ政策は金融緩和が大前提。これを否定してのリフレはありえない。

 論理的、現実的な常識で判断すべき問題である。そんなに難しい話でもない。
http://ironna.jp/article/7884