福田徳三研究会が全巻の編集をうけもち、そのメンバーがそれぞれ担当巻をきめて世におくる全20巻のシリーズ。日本の福祉国家の父、生存権の経済的基礎づけ、そして明治終わりから1930年までの日本の経済学の代表者として知られる福田徳三の主要業績を収録しようという企画です。各巻に収録された編者たちの解説も今現在の日本経済思想とその周辺の研究成果を反映している力作揃いです。
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今回は関東大震災の影響と生存権の経済学を架橋した福田の実証&理論的な主要著作。今日的な意義の大きい一冊。さらに『黎明録』は、まさに大正デモクラシーとはなんだったかを直接知ることのできるすぐれた同時代の証言ともいえる論説です。
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復興経済の原理及若干問題 (福田徳三著作集第17巻(第2回配本))
- 作者: 福田徳三研究会,清野幾久子
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