特集「金融危機の統計的分析」in『統計』8月号

 なかなか『統計』のHPが更新されないので直接購入しにいきました。まだ全部読んではいませんが、今回の特集は個人的に必読の片岡剛士さんの「マネーとハイパーインフレ」、安達誠司さんの「“キャリートレードクラッシュ”と金融政策」、さらに特集外では村上尚己さんの「日本の財政赤字の主因は何か」が掲載されていて興味を引きます。片岡論説と安達論説を読んだところですが、両論文ともにいまの日本銀行の質的量的緩和に伴う「リスク」としてあげられている側面について検証を行ったもので、専門的な内容かとは思いますが、一般の読者にもその含意がわかる内容になっていると思います。

 まだ未読の村上論説、そして特集のほかの諸論文なども読んでみたいと思います。

日本統計協会から購入できます。
http://www.jstat.or.jp/cgi-bin/index.cgi