さらば! キャリアデザイン(仮):10年以上の講義で精選してきた教材の紹介と感謝!

 今年度前期でたぶんキャリアデザインの講義をうけもつのは終わり。長かったなあ。10年くらいやってたかな? 毎年テキストや教材は選びなおすんだけど、最後の方はかなり精選されてきた。もう講義も明日で終わり。10年を記念して、最後に(?)おススメの教材を書いていきます。社交辞令抜き。

1)上田晶美監修『就職活動のすべて』(日経)http://www.nikkeibookvideo.com/item-detail/V0126/ … これには本当にお世話になりました。よくできたシナリオ、魅力ある出演陣、実践的なアドバイスなど、これを超える就職DVDはいまに至るもでてません(他にもいろいろ見たけどこれに尽きる)。

2)上田晶美監修『インターンシップ』(日経)http://www.nikkeibookvideo.com/item-detail/48697/ … いまを盛りとやっているのがインターンシップの選考、そして夏にはいればその実践となるわけで、そのためには一度は目にした方がいいもの。1)より時代が新しく学生のファッションも微妙に進化?

3)去年まで数年間、一年生にもキャリアデザインを教えててそのときに絶対に見せてたもの。常見陽平さんんたち監修の『日経ビデオ就活シリーズ 〈全2巻〉』 http://www.nikkeibookvideo.com/item-detail/V0285/ … SF仕立ての第一巻のおじさんいはワロタw 第二巻の方が洗練されてます。

4)田中秀臣『偏差値40から良い会社に入る方法』(東洋経済新報社http://www.amazon.co.jp/dp/4492260986  僕の特徴は「早すぎる」という面があること、この本と『AKB48の経済学』はその双璧。当時は偏差値を露骨に出してマージナル大学用の就活本はなかった。アマゾンでは反感買ってる
5)田口久人『受かる! 面接力養成シート』http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534046731/ … 簡潔にして定番。使い出して四年目。先の『就職活動のすべて』と併用可能。

6)波頭亮『就活の法則』(講談社http://www.amazon.co.jp/dp/4062820714  僕の『偏差値40』本と併読すると上位校のひとたちも役立つでしょう。

 結局、いろんな就職本を読んできたけど、現場では使えない本が9割超。いわゆるSPIやweb対策などは昔まめにやったが、もっと基礎が大事。その「基礎」を育成するのは半期ではなかなか難しい。しかし今回あげた6件の教材は長年利用して「生き残ってきた」優れものだと思う。まあ、使う人にもよるけど。ともかく就職関係の書籍の多くが実に一部をおおげさに論じたり、または現場で使えないものか、身をもって知った。最後に、もうキャリアデザインの講義をすることはないだろうけど、いまあげた教材の制作者&関係者には本当にお礼をいいたい。いい教材をありがとうございました! でもまだまだゼミなどでは紹介したりするぞよ。