河上肇忘れられてます

 掲示板みて微苦笑。まったく違う話題にかまけてなぜか(田中は)アンチ河上肇ならば、河上肇賞の選考委員も賞も辞退しろ、との名無しさんのへんな書き込みが。ちなみに僕は賞もとってないし、選考委員でもないんだよなあ。だから辞退できないのw ただ東京河上会(河上肇賞とは全然関係なし)の幹事なんだけど、これは切込隊長も入会しているほどのアンチ河上肇の面子もウェルカムな、河上肇の精神(批判精神とライバルへの寛容)をいかしたナイスな会なので、ぜ〜んぜんアンチ河上肇と東京河上会の幹事であることは矛盾せず 笑。


 河上肇読んでないとそういう妄想ぶちまける人がいるらしくちょっと心配。なにが心配かというと、河上肇が忘れられていて。ちなみに河上肇は、日本の代表的なフィッシャーリアンであり、ある意味でリフレーションの祖でもあったわけ(実際には貨幣数量説の紹介者程度だけど)。途中で立場変えたけどね。だから前期河上の業績にわりと好意的で(「わりと」が重要だけど)、後期河上(マルクス経済学者に完全転進した後)を否定的にみることも別に珍しいことじゃないんだよね。