ドラエモンの失業予測(やがて完全失業率は6.5%ないし7,5%へ)

 ドラエモンのブログより。ドラエモンの努力に感謝。それにしてももうすぐ出る拙著と予想が同じなんだけど、ここまでひどいことを考えているのは僕ぐらいだと思ってたけれども、年末のテレビでは高橋洋一さんも同意見だったし、これは真剣に怖い一致。econ2009さん(現在修正中)やラスカルさんたちも同様に厳しい推測を出している。それが確認できたのは怖いことだが有益だった(ちなみに下の記述をみればわかるようにかなりこれでも甘め。最悪ケースだとたぶん8%後半)。最悪の失業時代が迫っているのだろう。いまはまだ序盤戦にしかすぎない。対してわれわれが持っているのは、効果があるか不明な銀行や企業の一部資産の買取り、渋々のゼロ金利近傍(短期のレートの歪みつき)、2兆円の定額給付金1回だけ、こまこました減税、あとは自動安定化機能(含む雇用対策)の踏ん張りだけ……あと一番頼りになるのが海外の予想以上の立ち直り(つまり神頼みw)ぐらいとはorz

64: ドラエモン  2009/02/04(Wed) 20:28 [ va4qsJNk0c ]
どっかでGDPギャップの推定を質問されたように思うが、どこだか忘れた
けど、関係するからここでお答え。

基準というか、正常な状態を何処に定義するかで値は大きく変わるし、その
後の潜在成長率の設定にも影響を受けます。それに加えて現在ないし将来の
ギャップを見たい時点のGDPも予想(推計)しないとだめなので、あくま
でも参考意見ですが。それと、他スレでの推計より若干厳しいものに改訂。

既往ピークだった08年1−3月期(季節調整済み568兆円)でギャップを
ゼロと仮定(これはかなり控えめな数字)して、そこから1.5%で潜在GDP
をのばすことにします。この1.5%も、ここで批判を受けるほど控えめな
数字です。

で、QEを前提に、08年10−12月期の前期比年率成長率を△9%、足下の
1−3月期を△7%とし、三年後には2%まで戻すと仮定し、なめらかな回復
経路を想定しました(もちろん向こう1年位はマイナス成長)

すると、来年度の初め頃にはGDPギャップは率で12%、金額で70兆円くらい
になりそう。オーカン係数4から3とすると、失業率上昇は3から4%という
ことになり、6.5%から7,5%になってしまう。

あ、本当だw うっかり僕も見過ごしてたけれど、上の記述の「来年度」を2010年度ととってたぜw 上の引用文だと「再来年度」で訂正しておけとドラエモンから伝言 笑)。