河上肇賞授賞式報道記事(産経新聞)

 いい記事なのでご紹介。次回、気軽にみなさんも応募したらどうでしょうか? ネットを巡回してみても経済関係だけでも確実にブログよりも原稿書いたほうがいい人が数名いるので、ぜひチャレンジを。

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/090203/acd0902031918004-n1.htm

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090203-00000586-san-soci

 あと記事ではなぜか触れられてないけれども、奨励賞は二名で、記事で紹介されている平山さん以外に、和田みき子 さんが、『1920年代の都市における巡回産婆事業――経済学者、猪間驥一の調査研究を通して――』 という非常に画期的な視点を持っている論説で受賞している。授賞式でも言及されていたが、構成にやや難があるものの、その主張するところは、最近僕が目にした日本経済思想史研究や社会政策研究の中では弩級の内容だと思うので(『環』の選評などでは意見がわかれたようで僕からすると意外だったんだけど)、ぜひこれは文章や構成を練り直して発行されることを期待したい作品です。現代経済思想研究会http://econthought.net/などで和田さんに報告いただたほうがいいかも(と研究会メンバーでもないのにバトンを渡す 笑)。和田さんにはもっと広く活動していただけることを期待したい内容のスピーチでもありました。

 受賞スピーチの内容は、昔の産婆はよかった、女性の生命力への過剰な期待、などといった現在の動きへの批判だったと思います。以下の和田さんのブログの記述などが関連するものでしょう。

 http://midwifewada.seesaa.net/article/108491418.html
 http://midwifewada.seesaa.net/article/108611176.html

 また和田さんのブログに受賞作のコア部分(以下のものに上田貞次郎の活動が含まれれば大よその内容がわかるかと)がありますので参考までに。

 http://midwifewada.seesaa.net/category/3903248-1.html