リフレ政策のさらなる前進へ

 それとクルーグマンの意見を久しぶりにみたのですが、彼はやはり民主党よりのせいもあるのか現行のFRBにはきつい評価ですね。ただマンキュー先生の意見http://gregmankiw.blogspot.com/2008/12/next-round-of-ammunition.html にあるように「物価安定」をさっさと放棄し、2〜3%のインフレ目標もしくは物価水準目標どちらでもいいですが(より望ましいのは後者ですが)それらを採用するradicalな金融政策の転換、つまりレジーム転換が必要でしょう。今回のも事実上レジーム転換ですから二段階、場合によれば多段階でも可能で矢はどんどん放つことができるでしょう。そうそれこそ伝説の「ケチャップを買う」までだって(まあ、真剣にいえばそこまでに確実にアメリカ経済は回復しているでしょう)。さらに来年早々のオバマ政権の誕生による期待転換もあるでしょうし、そしてオバマ財政砲とでもいうべき財政政策の貢献もあるでしょう。おそらく日本のクレイジーな人たちが(つい最近でも日本銀行やそれよりのエコノミストFRBのバランスシートはすでに膨張しすぎてこれ以上増えないといっていましたね、恥ずかしいことです)が机上の空論といっていたさまざまなリフレ政策のメニューがでてくるでしょう。もちろんこれをアメリカ経済が追い込まれたからするのだ偉いことでもなんでもない、と鈍感力を発揮して表現するのは勝手ですが、むしろ深刻な不況をどんどん先手を打って防ごうとする積極的側面を評価する必要があるでしょう。もういいかげん飽きてきました。マゾ的で小賢しくて細かいことばかり気にする責任ある阿呆の戯言は。明日明後日ももうこのブログでも予告されたものに近いそういう小賢しい責任ある阿呆の戯言が公表されることで、多くの国民が苦しむことでしょう。