諸星大二郎『私家版魚類図譜』と恐ろしき四月馬鹿

 鳥類よりもいいかもしれない。「深海人魚姫」と「深海に還る」の連続する二編がやはりいい。特に前者はなんだかまったりとした雰囲気もあり秀逸。そうえば『諸怪志異』の文庫版もいつの間にか出ていたのか。

私家版魚類図譜 (KCデラックス モーニング)

私家版魚類図譜 (KCデラックス モーニング)

 昨日は朝早くから早稲田に本を返しにいったのだが、神田川沿いの桜がとてもきれいだった。特に都電が学習院前から面影橋にむかうところの十字路の手前からの神田川の俯瞰は最高。こんなにきれいな神田川の情景がみれたのか。何年もこの時期に都電にのっているのに、こんなにすばらしいのか日本の桜。帰りの都電は超混んでて景色どころではなかったけれども 笑

そういえば、今日は4月1日。
いつも思うけれども四月馬鹿ってだますほうが馬鹿なのか、だまされるふりをするのが馬鹿なのか、それともだまされるほうが馬鹿なのだろうか? それともみんな馬鹿なのだろうか。いや、これ横溝正史の「恐ろしき四月馬鹿」読んだときからの素朴な疑問。