Good & Plenty: The Creative Successes of American Arts Funding
- 作者: Tyler Cowen
- 出版社/メーカー: Princeton Univ Pr
- 発売日: 2006/04/17
- メディア: ハードカバー
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コーエンの一貫した問題意識である規制のない市場で文化はどうなるか、あるいは文化の多様性は保たれるのか? という問いの一適用。コーエンの主張は芸術活動への政府支援無用論=レッセフェール派と政府支援派の両者を架橋しようとする試み。簡単にいうと直接的な公的支援(資金援助ですね)はできるだけ小規模で、そして間接的支援(例えば著作権や税制優遇措置など)で民間からの援助が受けやすい体制をつくること、というものを提案する内容となっているらしい。具体的にはアメリカの芸術振興関連の政府基金政策を検証している。まだ手元に来たばかりで読むのは少し後回し。原稿がやばめ。現在、話題沸騰中の文部科学省の芸術選奨の対象となった和田氏の盗作疑惑で、久しぶりに国展の話題に接した。ポピュラーな日展と玄人?好みの国展。これにからんで日本の芸術振興政策についても考えてみたい。原稿書いたら……こればっか(ーー;)
的外れになるかもしれないがとりあえず本書に関係しそうな邦文の資料にリンク