リカードと比較優位:前編(AJER動画)

 経済思想史塾の最新版。今回はTPP問題でもしばしば話題になる比較優位の原理だけを二週間にわたり解説しました。ちなみに倉山満さんの司会はこの比較優位の回で終わり。新司会者は誰に?? お楽しみください。

youtube動画
http://www.youtube.com/watch?v=oTlmsfPgCYg
http://www.youtube.com/watch?v=j611OUrHx1U

ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19896475
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19896519

アルボムッレ・スマナサーラ『怒らないこと』Ⅰ&Ⅱ

 編集から頂戴しました。ありがとうございます。しかしこれはまだ読まないでおきますw 僕が「怒らなく」なると喜ぶ人も増えるだろうしw。

 日本には怒る人がいない、鉄の檻(官僚機構)の利害や政治的足の引っ張り合いを「怒らず」にやる人が多いのが特徴です。怒ることの利益は大きいと思いますよ 笑。

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)

怒らないこと 2―役立つ初期仏教法話〈11〉 (サンガ新書)

怒らないこと 2―役立つ初期仏教法話〈11〉 (サンガ新書)

馬淵澄夫『原発と政治のリアリズム』

 原発事故の対応を中心に、いまの政治のマネジメントにおけるリアリズムの欠如を指摘したもの。馬淵さんから頂戴しました。どうもありがとうございます。当時の現場の対応、そこにみられる様々な人間模様、しかも多くの人達がいかに知恵を出し合い、問題意識を共有していたか、という側面に僕は魅かれました。もちろんそうではない側面の指摘もてんこもりです。民主党の大敗が本書の最後に語られていますが、それは「リアリズム、戦略的思考、マネジメント力の欠如」だったというのが馬淵さんの指摘です。

 本書は原発事故の政治側からのルポとしても非常に重要な貢献でしょう。そのリアルな描写は一読の価値ありです。

 今回の書籍では原発事故が中心になっていますが、日本の政治に決定的に不足している、通常の経済の三本柱ー景気対策(雇用対策を中核にしたもの)、成長政策、そして再分配政策を、ぜひ実行できるだけの能力を再び民主党に求めたいと思います。現実をみるとはなはだ悲観的になりますが。ここは頑張るしかないでしょう。

原発と政治のリアリズム (新潮新書)

原発と政治のリアリズム (新潮新書)