トマス・ロバート・マルサスを語る:後編(AJER動画)

 前編がマルサスの人口法則でしたが、後半は19世紀最初の戦争の時代を背景にした貿易問題、食糧安全保障論、そしてケインズとの対比もいわれるマルサスの不況理論やリカードらとの対比について講座をすすめています。以下のパワポ画像もご利用ください。

ニコニコ動画

http://www.nicovideo.jp/watch/sm19351559
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19351590

youtube動画
http://www.youtube.com/watch?v=NWqj01-ppW4
http://www.youtube.com/watch?v=jRxCIjrnXmk

番組を作るにあたって参考にした文献の紹介。まだマルサスの回までは時間が十分にとれなかったのでとりあえず手元にあるものを利用した。理論的な部分の整理でちょっと不満足なところもあるのでそのうちまとめなおしたい。

マルサスの原典は、『人口論』初版とその後の版の両方を紹介。また北欧日記もほとんどが翻訳されていて便利だ。『経済学原理』も岩波文庫で出ているが原典で読んでも翻訳でもどちらで読んでも難しいと思う。

人口論 (中公文庫)

人口論 (中公文庫)

人口の原理―人口論名著選集1 (1985年)

人口の原理―人口論名著選集1 (1985年)

マルサス北欧旅行日記

マルサス北欧旅行日記

経済学原理 上 (岩波文庫 白 107-2)

経済学原理 上 (岩波文庫 白 107-2)

マルサスの研究書では以下のものを利用した。最初はマルサスの全貌をコンパクトにわかる。後者は特にマルサスの理論的背景がよくわかる。

マルサス

マルサス

経済学史24の謎

経済学史24の謎

また以下の文献も読んでみたがマルサスリカードの交流と論争を簡潔に説明した優れた論文
Robert Dorfman“Thomas malthus and David Ricardo”,Journal of Economic Perspectives,1989,3-3.
がある。ここでpdfが読める

マルサスを含む古典派経済学の通史としてはこの機会に以下の二冊を読破しようと思い利用している。後者の洋書はスティグリッツが絶賛していたので知った。

経済思想史入門 (1973年) (至誠堂新書)

経済思想史入門 (1973年) (至誠堂新書)

  • 作者: ウィリアム J.バーバー,稲毛満春,大西高明
  • 出版社/メーカー: 至誠堂
  • 発売日: 1973
  • メディア: 新書
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Economics Evolving: A History of Economic Thought

Economics Evolving: A History of Economic Thought

また以下の斉藤修氏のマルサス論は経済史の立場から書かれていて参考になる。
経済学 名著と現代

経済学 名著と現代

現代の人口学については大学院時代に教えていただいた河野先生の以下の本がいい。

人口学への招待―少子・高齢化はどこまで解明されたか (中公新書)

人口学への招待―少子・高齢化はどこまで解明されたか (中公新書)