『杉原四郎著作集Ⅲ 学問と人間』と現代経済論戦


 日本のマルクス経済学、日本経済思想史の泰斗であります杉原四郎先生の日本経済思想史研究のパートとなる著作集第三巻を本日戴きました。杉原先生・関係者の皆さんありがとうございます。この著作集は河上肇研究が中心になっていて、それを福田徳三との比較、西洋経済思想史の導入などが関連するパートとして採用されています。日本経済思想史研究を行う人には必読の文献でしょう。


杉原四郎著作集 (3)

杉原四郎著作集 (3)


 この著作集の今回の月報には、私も寄稿させていただいてます。田中秀臣「杉原四郎先生と現代経済論戦」というものです。これを書いたのは二年ほど前になりますが、本日の小泉政権の終了の同じ日に届いたのもなにか感慨深いものがあります。この拙稿をお読みいただければどんな感じでいままで私が経済論戦風なところでものを書いてきたか、また杉原先生との関係など、その感想をしたためてありますので、どうか先生の著作を読まれたおりにでもご参照いただければ幸いです。