シネマ

2017年に一般公開された外国映画で記憶に残るベスト5

昨年もわりとコンスタントに映画を見たけれどもずば抜けて多くはない。去年も同様のエントリーを書いたので今年は映画の題名程度の簡単なものに。1 『はじまりへの旅』 カルト的な環境の中での家族物語。こういう趣向の映画はかなり好きである。はじまりへ…

映画『ダンケルク』

かなり渋い戦争映画。劇場ではスルーしてamazonでみた。以下の総力戦体制からの福祉国家の誕生を描いた簡潔な論説を読んでみる気になったもの。映画『ダンケルク』を見れば分かる「福祉国家」誕生の秘密 | 「映画を見れば社会保障が丸わかり!」 | ダイヤモ…

映画『キングコング:髑髏島の巨神』

『キング・コング』観てきた〜。コングと人間(美女)との交流は歴代のコング映画の中で最も気迫かな? ただ一番楽しめた。サバイバル的な手法がいい。時代設定がいいかな? ゴジラとの闘いが楽しみ。

映画『グレートウォール』

映画『グレイト・ウォール』。久しぶりに引き当てた駄作w。イェイ! 特に『キング・コング』にも出てたジン・ティエンは久しぶりにみた大根役者。これはひどい。コングでも中国資本の関係か、中国向けなのかしらないが、さっぱり存在感がなかったが、今回は…

映画『パッセンジャー』は『ラ・ラ・ランド』より上の良質の恋愛映画

『ラ・ラ・ランド』は恋愛映画ではない! という怖い人がいるかもしれませんが、その議論はいつかまた(笑)。それはさておき、SF映画の『パッセンジャー』は、予告編が面白い設定(120年かかる恒星間航行中の長期睡眠からアクシデントで目覚めたふたりの男…

2016年に一般公開された外国映画で記憶に残るベスト5

昨年はあまり映画をみた記憶がない。やはりネット論説を週末に書いていたので時間的制約がきつくなったのだろう。それでもほどよくは見ている気持ちにはなっているので備忘録を兼ねて以下に、昨年、一般公開された映画の中からいま記憶に残っている五本の映…

「みんなのための資本論」と99%のための資本主義

経済の話題を理解できる、優れた映画がいくつもある。特にここ数年では、ノンフィクションで見るべきものが多い。大相撲の八百長のメカニズムなど、人間の行動動機を追った『ヤバい経済学』、リーマンショックに揺れる世界を描いた『インサイド・ジョブ』(…

『氷の花火 山口小夜子』

午前中の回だったので空いてるかな、と思ったがほぼ満席。しかも僕ぐらいの年齢層はまだ若い方かも。ちょうど山口小夜子と同じ世代の人たち(ぼくより一回りぐらい上)の女性客が中心。若い女性もちらほら。 作品自体はとてもよく出来ていて感銘するところが…

市川崑『女王蜂』再見&岸惠子『30年の物語』

amazonプライムで『犬神家の一族』がタダだったので久しぶりにみて、そこから市川版の金田一物を続けてみている。市川&石坂コンビの『女王蜂』は30数年ぶりにみたけど、岸惠子の映画なんだな、と思った。今の僕より若い岸惠子はとても美しく撮影されていて…

映画『ピクセル』

80年代のゲームオタクが宇宙人の襲来から世界を守る。パックマン、ドンキーコングなど懐かしいキャラが悪役になって登場w。設定もいたって安直ながら楽しめる一作。ミッシェル・モナハンが綺麗。ピコピコ。

映画『天空の蜂』

近所のシネコンでレイトショー。見ようかどうかとても迷った。日本映画のエンタメではやはりウエットな部分と怒鳴り声的演技とでもいうものがとても気になり満足なものがあまりないので、DVDでみるのが定番だが。平均点以上の出来なのだけど、やはり上記の諸…

大島優子主演『ロマンス』

大島優子主演の『ロマンス』。大島優子は可愛いな。杉作J太郎さんが相方のほうがよりファンタジーだったかも。作品自体は凡庸以下で苦しい出来。大島優子のファンにはなったけど。ロマンス作者: タナダユキ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/07/25メデ…

『アメリカン・スナイパー』

amazonでインスタントビデオ版を購入。一言で表現するのが難しい。冒頭の描写で『ディアハンター』を思い出したが、あの映画の細部を忘れてしまった。いままで無数の戦争映画をみてきたが、中東を舞台にしてこの10数年の米軍の戦争を追った作品には、言い知…

映画『海街diary』

原作を何十回も読んでるけど、映画の方もまた四季の移り変わりと人の生死を描いた名作だと思う。綾瀬はるかのもう若くはない枯れていく感じ。長澤まさみ、夏帆、風吹ジュン、そして大竹しのぶら女優陣がやはりいい。広瀬すずの若さも画面一杯に広がる。いい…

『西部邁と佐高信の思想的映画論 』

中森さんの福田論から、西部邁氏の福田恆存論(現在『日本の保守思想』に収録)を再読して、西部氏の著作をすこしまとめ読みしている。この佐高氏との映画をめぐる対談はかなり面白い。黒澤明の『生きる』の主人公造形への突っ込みが特に興味深い。「自分の…

レッド・ファミリー

映画『レッド・ファミリー』を観に久しぶりに新宿。佳作。悲惨でコミカル。人間の多面性を表現するために、スパイと家族(本物と疑似)を掛け合わせたことも面白さの原因でしょうね。家族も考えてみれば虚構だしね。キム・ギドクが監修しているが、彼の作品…

『90年代狂い咲きVシネマ地獄』(高鳥都共同編集人&企画)

高鳥都さんから頂戴する。ありがとうございます。 狂人映画本です!(笑)。映画そのものとその背景に展開された人間のくだらなさと愚かさと、それを表現する文章の奇天烈の三者のアンサンブルをてんこもりにお届けするVシネガイド。 この本でも登場する嶋村…

『小さいおうち』と『東京家族』

『小さいおうち』、予告編をみたときから楽しみにしていた。とてもいい作品で満足。切通理作の『山田洋次の<世界>』でも話題になっているが、山田映画の二大モチーフである「暴力」と「エロス」 の処理の具合も絶妙に思える。松たか子は相変わらずいい。こ…

『マーガレット・サッチャー』

正直微妙な作品。老人性痴ほう症に直面している理知的な女性の「幻覚」との闘いなのか、それともサッチャーとしての半生を描きたいのか。バランス的には前者に傾斜している印象が強い。後者の描きこみがとても不足して感じた。 政治ドラマ的なものを期待する…

『爆裂!アナーキー日本映画史1980-2011』

昨日、石原愼太郎dis夜会でお話しを伺った高鳥都さんが寄稿していると紹介があったので読破。あれれ、多根清史さんも寄稿している(笑)。 高鳥さんが、僕もここで誉めてる『XX エクスクロス 魔境伝説』を絶賛されているのは嬉しかったですねw しかしこの一…

『イエロー・ケーキ クリーンなエネルギーという嘘』、『蝶々夫人と岡村喬生』

この間、教養ゼミの同窓会があったので出かけたら、後輩の人が配給会社のパンドラに勤務してた。パンドラといえば、数年前にこのブログでとりあげた『コミュニストはSEXがお上手?』の試写会によんでくれたところ。経済学者なので、ほとんど映画の試写会には…

『ヒア アフター』

冒頭の津波のシーンの透明な波の中には違和感があったが、それを解説するおまけがレンタル版にもあるが、得意顔で解説する彼らの表情をみると少しついていけないものを感じるというのが率直なところ。 それは作品本編とは関係ない。作品は並行するストーリー…

アレックス・ギブニー『GONZO』

70年代を爆走したジャーナリストの一生を、『ヤバい経済学』の相撲編、『エンロン』の監督が活写した作品。ハンター・S・トンプソンは、昔、山形浩生さんが訳した『ラスベガス☆71』を少し読んだ程度(読破できなかった)だったが、この作品はギブニーの…

『英国王のスピーチ』

特に何も思わぬ。途中、かなり早送りするなり。英国王のスピーチ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)発売日: 2011/09/02メディア: DVD購入: 4人 クリック: 111回この商品を含むブログ (106件) を見る

荒木飛呂彦『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画』とWalking Dead

すでに多くの賛辞が寄せられている本書である。いきなり余談だが、二年前にメビウスが日本にきたときに、はじめてリアル永井豪氏とリアル荒木飛呂彦氏を目撃したことがある。二人ともあまりにも年齢からいって若すぎる。荒木氏は30年前と変わらない。永井氏…

『ランナウェイズ』

確か夕方だったので、銀座NOW!だったかな、ザ・ランナウェイズをテレビで見てたのは? Cherry Bombは韓流風(笑にいうとフックがとても効いてて、鮮烈な印象だった。映画の中では日本のカメラマンがカリーだけを撮影しにきて、それがグループに不協和音を生…

ザック・スナイダー『エンジェル・ウォーズ』

『ウォッチメン』と『300』という正直あまりよくない(映像美だけはいい)監督の作品だったが、僕はかなりよかった。三重構造のロールケーキみたいな作品だが、別にそれほど複雑で解釈に困るものではない。三重構造の上に途中で視認同一の対象を転換する動き…

アレックス・ギブニー『エンロン』再見ー西洋と東洋の内部告発者の違い?−

映画『ヤバい経済学』の中で、大相撲の八百長についてハードなタッチで短編をものしたアレックス・ギブニー。日本では町山智浩氏が詳しい論評を『ブルータス』などに寄稿している。町山氏の解釈も面白いのだが、例えば『ヤバい経済学』と最近再見した『エン…

映画『ヤバい経済学』

渋谷のユーロスペースの試写会に招待されて先んじて観に行きました。会場は絶対業界の人ばかりで、経済関係はたまたま会場で会った原田泰さんだけではなかったでしょうか。原田さんはここにも書いたけど映画論の訓練もうけてる本格派です。 さて映画は原作か…

『トロン・レガシー』

ほとんど低評価で終わりそうなこの映画だが、僕はかなり楽しめた。音楽と映像がやはりいいと思う。全体的に『マトリックス』ぽいのだが(ご免、考えてみればそもそも『トロン』の方が『マトリックス』の原型なんだよな、きっとw)、それほどの深みはまった…