2013-10-12から1日間の記事一覧

ミロ・マナラ『ガリバリアーナ』

『ガリヴァ旅行記』の主人公が美女だったら? このたったひとつの改変とエロチックな画の力だけでかなり読ませる快作である。絵がともかく綺麗なのがいい。ガリバリアーナ作者: ミロ・マナラ,鵜野孝紀出版社/メーカー: パイインターナショナル発売日: 2013/1…

勝間和代『専門家はウソをつく』

日常には知らないこと、そして同時に知らないとちょっと困ることが多く存在している。例えば、経済、金融、健康、教育、スポーツ、ダイエットなど等。それらの分野にはそれぞれの専門家が無数に存在している。本書はそのような専門家たちとどうつきあってい…

はだしのゲン』とマンガ規制の経済学

『電気と工事』2013年10月号掲載の元原稿ーー 松江市教育委員会が、マンガ『はだしのゲン』(中沢啓治作)の学校図書での閲覧制限(同書の後半部分)にしたことが、国内で大きな話題をよんだ。今回はマンガと規制の問題について簡単に考えてみたい。 『はだ…

アン・ディアス・カナレス(作)フアンホ・ガルニド(画)『ブラックサッド 赤い魂』(大西愛子訳)

『ユーロマンガ』に連載されていたものが特典を加えて単行本になって登場。再読したが、この動物顔の世界はやはり面白い。舞台が第二次世界大戦後の米国というのも冷戦的な状況をうまく利用していて、物語に厚みをもたせることに成功している。 この『ブラッ…

「ライブ・アイドルの経済学」in『電気と工事』(連載26回)

いま店頭に出ている『電気と工事』で連載している経済エッセイの最新回は、ライブ・アイドルの経済学についてです。この話題もまだまだ深くとりあげがいのあるものですね。ご一読ください。いままでの連載内容:http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/201309…

近刊!『日本経済は復活するか』

御寄稿、インタビュー、シンポジウムなどで参加された方々のご協力と努力で完成しました。特に10月1日の消費税増税決定をうけて数日で一気に書き下ろした片岡さんとの緊急提言など、全体も今回の事態の前後にあわせて各論者が丁寧に修正を加えております。ア…