2012-08-27から1日間の記事一覧

小林よしのり・中森明夫・宇野常寛・濱野智史『AKB48白熱論争』

まずAKB48好きの情熱は本物だよなあ、と感心した。ただし白熱しているのはファン心情であり、論争には発展していない。後半でさっしーの評価をめぐって、小林氏と若いふたりとの間で多少先鋭的に対立するぐらいで、あとはファン自慢大会であるw。 ただしぐ…

赤松要の生存権の社会政策論

福田徳三の生存権の社会政策を継承する、赤松要の生存権の社会政策論についてのメモ書き。 基本文献は、赤松要「「生存権の社会政策」論争」(『一橋論叢』第42巻第6号539−557頁)が中心。以下で特に参照しなかったが、赤松要の『ヘーゲル哲学と経済科学』(…

福田徳三の厚生闘争の現代的意義

1930年までの日本を代表する経済学者の福田徳三に「厚生闘争」という考え方がある。これは「社会的必要」を満たす(労使間の)賃金闘争を意味している。 従来の賃金交渉を福田は「価格闘争」としてそれはより高い賃金水準を目的としているにすぎず、「厚生闘…

尊厳死法案の論点整理(TwitterでのITOKさんのつぶやきメモ)

Twitterで畏友のITOKさんがつぶやいてた内容がとても参考になるので、以下に整理しておきます。ご本人の了解ないので迷惑だったらこのエントリーなくなるかもしれないので悪しからず。https://twitter.com/ITOKtw/status/239166403243036672からの連続ツイー…

尊厳死の法制化を認めない市民の会発足集会に出席

尊厳死議連によってすすめられている「尊厳死法案」に反対を表明する方々と集い、そして法案固有の問題や、また日本の医療、福祉、そして生きることについて様々な方々が発言されて、非常に勉強になった。 勉強段階の僕には、ほとんど言うべきものはなかった…