2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

 アメリカからみたら日本の物価ってインチキすぎ

というのが趣旨にしか読めない論文です。知人が今朝方メールで教えてくれた論説です。いま猛烈に眠いのでリンク先だけご紹介。 http://digitalcommons.libraries.columbia.edu/japan_wps/247/(追記)正確にいえば、問題あるCPIを前提にして金融政策やっ…

 新刊予告:『経済政策形成の研究:既得観念と経済学の相克』(ナカニシヤ出版)

『昭和恐慌の研究』に次、思想・理論・歴史と経済政策との関連を扱った野心的な一作。お盆前には書店に並びます。『論座』7月号で松尾匡さんが予告したところかなりな反響がありました。個人的には隣の解体・建築音(まだ建築してますけども(ーー;))で睡…

 利権集団的になった「と学会」? 関連

最近、ネット界隈で話題になっている唐沢俊一『新UFO入門』事件。広義と学会関連とみなせば僕も他人事ではないのでここで備忘録。 ソース元 漫棚通信ブログhttp://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_604f.html 批評眼 「泥棒が被害者を「俺…

 リフレ政策はどうなるのか?

パソコンにアクセスできずに昨日書いたエントリーを先に。 与党の歴史的大敗で、個人的に注目しているのは日銀の政治待ちの状況にどう変化があるか、ですが。もちろん公式に、選挙結果を待って政策運営しているなんて口が裂けてもいわないでしょうが、事実上…

 統一?されたら消えるかもしれないエントリー(笑)

飯田泰之、会心の一作の予定(まだ手元にないから読んでないんで)。 ともかく統一題名キボンヌ。amazonでは27日午後11時40分現在で歴史で学ぶマネーの経済学http://d.hatena.ne.jp/asin/4478001634bk1では同時刻で歴史が教えるマネーの理論http://www.bk1.j…

 人間関係希薄化をめぐる視点(山形浩生vs山田昌弘)

『国民生活白書』をめぐる見方の異なる論説を続けて読む機会がありました。ひとつは『サイゾー』8月号の山形さんの「山形道場」です。 山形さんは、『国民生活白書』での(家族、地域、職場での)人間関係希薄化への警鐘に異論を提起しています。人間関係の…

 米国・日本株価停滞(下落)を読む

かなり猛烈に株価が下げて、円高がすすんでいる今日の午前中ですが、以下の話はそれと関係あるかもしれません。 『日経公社債情報』では暗黒大陸さんが「サブプライム問題は吉か凶か」を書かれています。 米国の住宅市場の低迷が底がみえず、これがサブプラ…

米国経済ブログ、全面悲観論の展開

久しぶりに余裕があるので米国ブログを巡回。ほぼ全面悲観論の様相ですか。公的機関(FRBやIMFの最新の予測など)はあいかわらずサブプライムローン問題は予想よりも深刻だが、それでも消費などに影響をさほど与えないので景気への効果は限定的、むしろ原油…

 デフレは悪化でもシナリオ通り、正気なのか?

ガソリンの上昇が小遣いレジームを直撃しているオレ田中です。実感的には、高速自動車道のガソリンスタンドに列をなしてたころとあまりかわらない水準まできている今日この頃です。ちなみにあれ並ばれると通勤に使ってる人たちはかなり迷惑いたしますです、…

 内藤淳『自然主義の人権論』

同僚から教えていただいたもの。生存権の経済学的基礎の参考になるかもしれないとのこと。備忘録代り。 自然主義の人権論―人間の本性に基づく規範作者: 内藤淳出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2007/04/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 25回この商品…

 マトリックス、アニマトリックス、アホリックス

ある学生に、「(作文の練習で)この三大噺で作文書いてみたら?」とすすめてみる、オレ田中。しかし当の本人が『アホリックス』をまだ見ていないので、これからみながら寝ます。 アホリックス [DVD]出版社/メーカー: トランスフォーマー発売日: 2007/07/06…

 経済なのか? 萌絵ちゃんの新刊でてたの巻

三月くらいにこちらの副館長さんと三人で目白で切手ランチ兼切手購入ツアー?していらい、何してんだか把握し忘れてた(笑)、深田萌絵さんの新刊がでてました。たぶん面白いはず(いや、そのうち読む、たぶんw)。 私、おバカですが、何か?―偏差値40のかし…

 まさにいぶし銀の名著、藤井良広『金融NPO』

頼母子講の勧進元だった子息の本を、頼母子講を使って這い上がった貧困層(資産ゼロ・子ども多数、無職・学歴あんまりなし、母子家庭という岩田正美『現代の貧困』の貧困三重奏)の子息オレ、が世代と時空を超えてここに絶賛する。 金融NPO―新しいお金の流れ…

 竹中平蔵とジョセフ・スティグリッツを足して二で割れ!

とでもいいたくなる今週の『週刊東洋経済』です。 竹中氏の民営化大好き論はもう勝手にやっていただいて(例えば東大が民営化すると世界ランキングがあがる、という竹中氏が考える理由がなんなのか皆目わからず。民営である慶応早稲田が東大、京大という独立…

 FD (Faculty Development) ってただの時間の浪費ではないのか?

ネットを検索すると各大学でこの種の取組みをやっていて、授業改革や地域貢献やら少人数教育やらの研究会が報告されている。たぶんこれは大学の外部評価に対応してのものだろうが、しかし各大学での取り組みが本当になんらかの効果を持っているのだろうか? …

 夏休みの読書おススメ

リフレ派ご推薦ではありません。近刊でもございません。この両者の条件をみたすベスト3は近刊の『週刊東洋経済』の上半期経済書ベストであげましたので、そのときまたご紹介。 ここではせっかく長期の休みなのですから根気だして読む、しかもできるだけ準備…

いつの間にか50万アクセス。1年すこしで超えました。まあ、アルファブロガーには程遠く、ほどよい「うまずい」路線でいまのところはいっておりますが、このままでいいかと思っている昨今です。ともかく皆さんのおかげです、ありがとうございます。……まだ、ち…

 タンタンの冒険:青い蓮

finalventさんが『タンタンのコンゴ探検』について勉強になるエントリーを書かれていた。 http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2007/07/post_f37b.html タンタンの冒険シリーズは、僕は『青い蓮』しか読んでいないが、ここでもコンゴの「土人」…

 ベティ・ブープは元祖ワンちゃんだった

ちょっとどこかに置いといてみあたらないけれども、またまた山本弘氏の『と学会会報』ネタ。 もうほとんど論破したのでその補遺。。増田悦佐氏が「ベティ・ブープははじめ犬だったし」発言を、山本氏が事実無根であると批判している箇所を読んだ憶えがあるん…

 Harry Potter and the Deathly Hallowsの経済学(そんなのないってか)

というわけで猛烈スピードで読んでます。買ったのはUK版。さすがに円安、高い 笑。家人にせがまれてラスト2章だけ先に(笑)読んでしまっているオレがすでにいます。ブログ界で先んじて結末ばらしをしたい衝動はありますが、とりあえず自粛ということで。(…

 栗原裕一郎「週刊ビジスタニュース」論説

80年代のポップカルチャーを、大塚英志的「おたく史観」と「新人類史観」との対立、それと微妙な位置取りにある宮沢章夫『東京大学「80年代地下文化論」講義』(白夜書房、06年)の論議を批判的にとりあげて検討を加えている非常に面白い論説でした。 宮沢氏…

 “構造改革”の正しい淵源

ところでこのブログはご承知のようにいくつもの「宿題」を抱えて突き進んでいるのですが、今日ふと思い出したのが、いつだったか例の(笑)hamachanだかに、構造改革の歴史をやるのになぜイタリアだとか日本の社会党の「構造改革」に言及しないのか! という…

 (麻生太郎推薦)川口盛之助『オタクで女の子な国のモノづくり』

献本いただくどうもありがとうございます。 「かわいい」や「女の子っぽい」という感覚的な差異を、最近の日本のさまざまな製品に見出し、そこに日本の文化史を援用して、日本型オタク製品の素晴らしさを見出そうというユニークな本です。そのオタク精神を刻…

 二百二十分の一ゲット:フレデリック・ワーサム『無垢への誘惑』(2004年リプリント版)

高かった(1万5000円くらい)が決断して購入。2004年のリプリント版で限定220部のうちの一冊。ブログを見回すとこの版を購入した二百二十分の一のお仲間は、この方。James E.Reibmanの手になる解説が非常にいい。 Roger Sabinらの伝統的ともいえる「コミック…

 岡田靖:ロイター論説(FedビューとBISビュー)

ロイターの記事はここ(リンク先きれたらすまそ)。 金融政策が「成功」し、マクロ経済環境が安定化しだすと、リスクをとる主体が増えることで資産市場が不安定化することがある。このときどのように対応するのか。 岡田さんはFedビューとBISビューを紹介し…

 『SPA!』コメント

いまでてる『SPA!』(http://spa.fusosha.co.jp/)でアキバノハラについてコメントしてます。 「2007年上半期 裏社会から見た[ニッポンの景気]白書」の中。 http://spa.fusosha.co.jp/weekly/ent_2719.php これのコメントのために脚の筋肉傷めていたのにア…

山形浩生『新教養としてのパソコン入門』

昨日、都内の書店で見つけて途中まで立ち読みしていたが、携帯音(その後の所用)で邪魔されてしまい、この新書が数年前にでていた同じ題名の単行本とどう関係しているのか(途中まで立ち読みした感じだとかなり似ていた)未チェック。山形さんが関係したコ…

 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

深夜日がかわって近所のシネコンで。結構面白かった。でも「宿題」と平井先生の本や高野文子の本を読んでいればよかったのかもしれない。小さいお子さんにはきつい内容でしょう。

高野文子諸作品

自分でも驚いたんだけれども彼女の作品のいくつかをすでに読んでいたのに気がついた。『るきさん』、『ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事』は既読。『棒がいっぽん』と『絶対安全剃刀』はこれから読むけれどもこの中のいくつかも読んでるぽいな。しかし40年…

 東京弁、どのくらい知っているか

小林信彦のエッセイ集『昭和のまぼろし』をまた取り出していくつか読んでいると、東京弁について小林氏が書いていた。彼のあげた東京弁リストの中で僕がいまでも使ったり、あるいは過去使ったこともある東京弁を選んでみた。 おみをつけ(小林氏も書いている…